過去ログ - える「折木さんも…ご経験がおありなんですか?」奉太郎「」
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32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/09/16(日) 05:35:49.63 ID:2r6A/1tO0
「なんだか、怖い現象ですね……」
「ああ、怖い。もう一人ホータローがいるなんて、想像しただけで恐ろしいよ」
 失礼な奴だな。
「折木さんがもう一人……」
 千反田が天井を見上げて何やら想像し始め、突然ふふっと噴き出した。……何を想像したんだか。
「まったく、話を逸らすな。聞きたいのは、壁新聞部が生物準備室に移動した経緯だ。卒業生に、誰かが申し出たのか訊いてほしい」
「なんだかよく分からないけど、オッケー、訊いてみるよ。で、当然、後でどんな話か教えてもらえるんだろうね?」
 里志は目を細めて、俺の顔を覗き見る。
「ホータローがわざわざやって来るんだ、面白い話に決まってる。ちょっと待っててね」
 喜々とした表情で里志は会議室へ戻っていった。
 正直なところ、里志にも、というか誰にも話したくはない。会議室まで足を運んでおいてなんだが、俺は推測が外れていればいいと思っていた。
 


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