過去ログ - 【ストパン】土方圭助の憂鬱 その2【土方×もっさん】
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890:坂本圭助 ◆SWi.TNPI7Y[saga]
2013/12/15(日) 10:05:08.22 ID:WZynKHge0

「それでも私の意思を再確認させていただいたことには感謝申し上げます。誰に何を言われようと、やはり私の主は少佐しかいないと」
「…………う、うむ」

そう答える少佐の顔も心なしか赤い。
私の顔も間違いなくそうなっているだろう。
何とも言えない気まずい数十秒間が流れた後、急に少佐が表情を引き締めた。
そして、私の背後の茂みに向けて声を上げる。

「……そこに隠れている馬鹿者ども、さっさと出て来い」

その言葉に反応するように、私の背後の草むらががさごそと音を立てる。

「…………今の今まで気づかんとは、少し鈍りすぎではないか坂本よ」
「え、えへへ〜」
「しょ、少佐……これはウィトゲンシュタイン少佐が強引に!」
「……クロステルマン中尉もかなり積極的であったと認識しておりますが」
「も、申し訳ございません旦那様」

そう言いながら出てきたのはウィトゲンシュタイン少佐、黒田中尉、ペリーヌさん、歳江、山川さんの5名。
私は思わず心の中で天を仰ぐ。
…………何とも恥ずかしい場面を目撃されたものだ。
と言うか今まで気づかなかったのは私も同じである。
悩みがあったとはいえ、我ながら情けない話だ。

緩みかけた雰囲気を引き締めるようにウィトゲンシュタイン少佐が小さく咳払いをする。


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