過去ログ - アイドル「休暇中にSAOってオンラインゲームしたら閉じ込められた」※微鬱注意
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127:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/09/30(日) 19:58:23.89 ID:tKkUWN2DO

スラスト「皆さん、この状況ですし脱出するまで協力しあいましょう」

居合わせる面々を見渡す。
この状況では致し方ないだろう。誰も彼もそんな顔をしていた。

ロレス「まずいな……人があんまり大勢乗り込んできたから、ヌシの気が立ってるのかもしれねえ」

ミミちぃ「ヌシ?」

ロレス「この森を支配してるっていうモンスターだ。生粋の戦士だって話だが、不思議な道具でまやかしをかけてくるらしい」

少し離れたところで並び立っている二人が話し合う。

なるほど。どうやらボスモンスターみたいだ。

今更になって言うんじゃない感が半端ないものの、貴重な情報。参考にしたいところだった。

「あの人何者?」

「やけに詳しいな……」

スラスト「あの人はNPCですよ」

正体を告げると、納得したような空気が全体に広がった。

「ああ、どうりで」

「ありがたい情報だ」

「さすがアイドルさん!」

何から何まで暗中模索する羽目になるのか。
そう不安がっていたプレイヤー達は、わずかに緊張を和らげた。

「にしても、話聞いた感じじゃプレイヤー数の過多が原因か?」

「みたいだな。とりあえず迂闊には動かない方がいいか?」

「ううむ……」

行動の指針に思い悩む。
自分も考えてはいるが、いまいちイメージがつかない。

典型的なパターンを知っているのといないのでは、発想段階で差がついてしまうらしかった。

スラスト「とりあえずレギオン、というのを組んでみませんか。協力に打ってつけだと思うんですが」

通常、パーティの定員は最大四人。
それ以上の人数がシステム的に味方扱いされるには、レギオンというものを組まなければならないらしい。

分かりやすく結束できて今には適した選択だと思う。
しかし、事態はそう思い通りには運ばなかった。



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