35: ◆H5DcZ7AtN.[saga sage]
2012/10/04(木) 21:59:29.28 ID:QzcEIylDO
倒したと思ったら、更に出現。未だにキュゥべえ達のところにたどり着けそうに無い。
「キリがないわね、神様はあの子に恨みでもあるのかしら?」
突然生じた“世界の歪み”に巻き込まれ、その中に駆け付けた助けは未だに到着せず。
さらに緊急避難的な“契約”。もう、悪魔に愛されているとしか言いようがない。
「ミトゥラッリャータ!」
半ば自棄になりつつ思い切り叫ぶ。少しだけ楽しい。
そろそろ見えてきてもいい頃なのだけど……。
「前言撤回。寧ろ愛されているわ」
──神様にね。
真っ白な翼で空を舞い、そこから零れる羽根でレーザーや突撃を受け止める少女。
その姿は“魔法少女”というよりは、神様の使い──“天使”。
「早く助けてあげないとね、先輩として」
彼女が相手にしている魔獣は6体。いずれも、それなりに厄介な能力を持っている。
少なくとも、成り立ての新人には荷が重い。
その証拠に彼女からの攻撃は無く、防御に精一杯なようだ。
ただ、そういった事を抜きにして見ると、思わず見惚れてしまうような光景。
思い出として取っておくには勿体ない。録って、後でじっくり鑑賞したい。
──パートナーになったら見せてくれるかしら?
無意識に、不確定な未来に期待をしてしまう。
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