過去ログ - 【咲:安価】京太郎「……家が無い」京太郎「その7ですね(裏声)」【龍門渕】
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252:前スレリク ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2012/09/27(木) 02:48:43.96 ID:4f4EmOxi0
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健夜「……あれ、寝ちゃった?」

目の前の京太郎君が赤い顔で倒れている。

近寄って、口元に耳を近づけてみると、すーすーと規則正しい寝息が。

健夜「もー……起きてよきょーたろーくん」

まだまだ酔い足りない、まだまだ飲み足りない。

一人酒しようにも、月は出ていないから風情が無い、つまらない。

……というか、隠れて忍び込んでいるようなものだからあまり人にばれるようなことはできないし。

そんなわけで、この部屋から出ることもできない。

……ちなみに、普段はこの部屋によく人が来るらしいけど、えっと……萩原さんという人をばいしゅ……げふんげふん、萩原さんって人に頼んだら快く了承してくれた。

まあ別に危害を加えるわけじゃないしね、ただ二人きりで飲みたかっただけだもん。

……ただ、二人きりで。

健夜「きょーたろーくんってばー!」

ゆさゆさと揺らしても京太郎君の寝息は途絶えない。

むー……と頬を膨らませても起きやしない。

一人。

二人いるのに独りだった。

……ここでも私は夢の世界に行き遅れていた。

健夜「……あーあ」

後ろにある缶をどけて、ごろんと寝そべった。

天井がくらくらと揺れるけどそれだけ。

それもつまらなくなってまた起き上がる。

健夜「……」

プシャ、と缶を開けて、ぐびぐびと飲んで――

健夜「……ああ」

そうだ、こんなところで寝たら京太郎君、風邪引いちゃうかもしれない。

よいしょ、と持ち上げてベッドまで運んであげる。

うぅ……流石男の子、重い。

健夜「で、布団をかけて……と」


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