113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/10/03(水) 11:04:37.05 ID:X0qTmPMjo
やっとクラスへの道がわかったら、次はクラスでの授業そのものが大変だった。
魔法とは、ただ杖を振っておかしなまじないを言うだけではないと、三人はたちまち思い知らされた。
水曜日の真夜中には、望遠鏡で夜空を観察し、星の名前や惑星の動きを勉強しなければならなかった。
週三回、ずんぐりした小柄なスプラウト先生と城の裏にある温室に行き、「薬草学」を学んだ。
不思議な植物やその育て方、どんな用途に使われるかなどを勉強した。
なんといっても一番退屈なのは「魔法史」で、これは唯一、ゴーストが教えるクラスだった。
ビンズ先生は昔教員室の暖炉の前で居眠りをしてしまい、その時はすでに相当の歳だったのだが、
翌朝起きてクラスに行くときに、生身の体を教員室におきざりにしてしまったのだ。
妖精の魔法はフリットウィック先生の担当だった。ちっちゃな魔法使いで、本を積み上げた上に立ってやっと机越しに顔が出るほどだった。
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