過去ログ - 杏子「ホグワーツ?」
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123:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/10/03(水) 11:21:32.30 ID:X0qTmPMjo
 三時五分前に城を出て、四人は校庭を横切った。ハグリッドは「禁じられた森」の端にある木の小屋に住んでいる。
戸口に石弓と防寒用長靴が置いてあった。ノックすると、中からメチャメチャに戸を引っ掻く音と、
ブーンとうなるようなほえ声が数回聞こえてきた。

「退がれ、ファング、退がれ」ハグリッドの大声が響いた。

「待て、待て、退がれ、ファング」とハグリッド

 戸が少し開いて、すき間からハグリッドの大きなひげモジャの顔が現れた。
 ハグリッドは巨大な黒いボアーハウンド犬の首輪を押さえるのに苦労しながら、杏子たちを招き入れた。

 中は一部屋だけだった。ハムやきじ鳥が天井からぶら下がり、焚き火にかけられた銅のヤカンにはお湯が沸いてる。
部屋の隅にはとてつもなく大きなベッドがあり、パッチワークキルトのカバーがかかっていた。

「くつろいでくれや」

 ファングは一直線に杏子に飛びかかり、杏子の耳をなめはじめた。
ハグリッドと同じように、ファングも見た目と違って、まったく怖くなかった。


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