155: ◆fG4qOWmicojn[saga]
2012/10/05(金) 11:46:59.13 ID:3OBbEyfUo
「まさか――こんなことはホグワーツで一度も……」
マクゴナガル先生はショックで言葉も出なかった。メガネが激しく光っている。
「……よくもまあ、そんな大それたことを……首の骨を折ったかもしれないのに――」
「先生、まどかさんと杏子さんが悪いんじゃないんです……」
「おだまりなさい。ミス・志筑」
「でも、マルフォイ君が……」
「くどいですよ。ミス・志筑。佐倉、鹿目、さあ、一緒にいらっしゃい」
マクゴナガル先生は大股に城に向かって歩き出し、まどかは麻痺したようにトボトボついていった。
クラッブ、ゴイルの勝ち誇った顔がチラリと目に入った。マルフォイはしかめ面をしていた。
わたしは退学になるんだ。わかってる。弁解したかったが、どういうわけか声が出ない。
まどかは杏子が、開き直ったように平然としているのが信じられなかった。
そういえば「思いだし玉」が真っ赤なのはどういうわけだろう。
マクゴナガル先生は、二人には目もくれず飛ぶように歩いた。二人はほとんどかけ足にならないとついていけなかった。
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