156:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/10/05(金) 11:47:58.24 ID:3OBbEyfUo
――とうとうやってしまった。二週間ももたなかった。きっと十分後には荷物をまとめるハメになっている。
わたしが玄関に姿を現したら、パパとママはなんて言うだろう?
正面階段を上り、大理石の階段を上がり、それでもマクゴナガル先生は二人に一言も口を聞かない。
先生はドアをグイッとひねるように開け、廊下を突き進む、まどかは惨めな姿で、杏子は平然として早足でついていく……
多分ダンブルドア先生のところに連れていくんだろうな。まどかはハグリッドのことを考えた。
彼も退学にはなったけど、森の番人としてここにいる。もしかしたらハグリッドの助手になれるかもしれない。
さやかちゃんやほむらちゃんやマミさんや他の子が魔女になっていくのをそばで見ながら、
わたしはハグリッドの荷物をかついで、校庭をはいずり回っているんだ……想像するだけで胃がよじれる思いだった。
マクゴナガル先生は教室の前で立ち止まり、ドアを開けて中に首を突っ込んだ。
「フリットウィック先生。申し訳ありませんが、ちょっとウッドをお借りできませんか」
ウッド? ウッドって木のこと? わたしを叩くための棒のことかな。まどかはわけがわからなかった。
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