114:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:49:39.20 ID:acd2hzuCo
あたし達二人はデートを中断し、帰り道を一緒に歩く
すると前方からも、女の人が二人並んで歩いてくるのに気付いた
一人の女の人の腕にもう一人の女の人が腕を絡めていて、楽しそうにおしゃべりをしている
115:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:50:05.46 ID:acd2hzuCo
さやか「……恭介はさ、ああいうのどう思う?」
そして、あたしは恭介に質問していた
あの二人が、他の人の目にはどう映るのか気になったから
116:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:50:31.63 ID:acd2hzuCo
うん、やっぱりそうだよね
同性同士で付き合うなんて、普通の人から見ればおかしいし、気持ち悪いと思うものなんだ
別に恭介を悪く言うつもりなんてない
117:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:50:57.62 ID:acd2hzuCo
「大事な話がある。放課後屋上で待ってる。一人で来て」
あたしは今日の朝一番に、そう書いた手紙を転校生の下駄箱に入れておいた
メールが出来ればそれの方が確実で手っ取り早いけど、あいつのメアドなんて知らないし
118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:51:27.36 ID:acd2hzuCo
さやか「悪かったね、呼び出したりして」
ほむら「人に手紙を書くときは、差出人の名前くらいちゃんと書きなさい」
さやか「あれ、書かなかったっけ?」
119:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:51:54.16 ID:acd2hzuCo
ほむら「……何を言い出すのかと思ったら。嫌よ。話はそれで終わりかしら?」
さやか「あんたと付き合ってたら、まどかはきっと不幸になる。あたしは、それをほっとく訳にはいかないの」
ほむら「意味がわからないわ」
120:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:52:20.53 ID:acd2hzuCo
ほむら「もっともらしい理由なんて並べてないで、はっきり言ったらどうなの。あなたはただ、私とまどかが付き合ってるのが気に入らないだけでしょう」
さやか「ち、違う!あたしはまどかの為に」
ほむら「まどかの為だなんて言って、あなたはいつまでまどかの保護者面をしてるつもりなの。この際だからはっきり言ってあげるわ。まどかはもう、あなたのことなんか必要としていない」
121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:52:46.51 ID:acd2hzuCo
さやか「あんたなんかに何が分かるのよ!まどかはね、今までずっとあたしが守ってきたの。あたしがいなきゃ、あの子は何にも出来ないの。
だからまどかには、あたしが必要なんだよ!」
あたしはそう一気にまくしたてた
122:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:53:16.44 ID:acd2hzuCo
あたしの言葉にほむらは少し沈黙する
さやか「何よ。何とか言いなさいよ」
ほむら「……とにかく、あなたに何を言われようと私からまどかと別れたりなんてしないわ。これ以上は時間の無駄ね」
123:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)
2012/09/30(日) 18:53:42.41 ID:acd2hzuCo
さやか「えっと、その……。だ、だいたいあんた、気持ち悪いのよ!」
そして、咄嗟にあたしの口から出たのは転校生に対する暴言
もうまどかもなにも関係ない
124:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:54:08.55 ID:acd2hzuCo
転校生が一瞬、とても悲しそうな顔をしたのがわかった
やめて
止まってよ、あたしの口
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