86:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:36:09.20 ID:acd2hzuCo
仁美「本当ですか?さやかさん、私たちに気をつかってあまり上条君と一緒に帰ろうとなさらないから」
さやか「そんなんじゃないって。別に気なんかつかってないよ」
もちろん、恭介と一緒に帰りたくないと言えば嘘になる
87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:36:42.31 ID:acd2hzuCo
次の日の昼休み、あたしは屋上で一人でお弁当を食べていた
この屋上はいつも他に人がいなくて、あたしたちのお気に入りの場所になっている
さやか「つまんないなー」
88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:37:19.72 ID:acd2hzuCo
さやか「それなのに、恋人が出来た途端にこれだよ」
でも仕方ないのかなあ
恋人が出来て浮かれちゃう気持ちも、まあ分からないでもないし
89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:37:48.75 ID:acd2hzuCo
さやか「じゃあまた明日学校でね、恭介」
恭介との通話を終えたあたしは、そのままベッドに倒れこむ
付き合い始めてから、あたしと恭介はほぼ毎日こうして電話をしていた
90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:38:21.30 ID:acd2hzuCo
さやか「なんだよ、まどかのやつ」
携帯を閉じて、あたしは独りごちる
あたしは携帯を机の上に乱暴に抛って、部屋の電気を消してふとんをかぶった
91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)
2012/09/30(日) 18:38:50.14 ID:acd2hzuCo
杏子「あんたさ、なにイライラしてんの?」
魔女との戦いを終え、あたしと杏子とマミさんは帰り道を一緒に歩く
もう太陽も沈んでしまっていて、あたりはすっかり暗くなっていた
92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:39:27.33 ID:acd2hzuCo
杏子「そういえば、今日はあいつはどうしたんだよ」
杏子が挑発的な口調であたしに言う
杏子「なんて言ったっけ?あのいっつもあんたにくっついてる金魚の糞みたいなやつ」
93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:39:58.62 ID:acd2hzuCo
マミ「いい加減にしなさい!」
あたしは今にも杏子に掴みかかろうとしていた
だけど、初めて聞いたマミさんのその怒ったような声に、あたしと杏子は固まってしまう
94:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/09/30(日) 18:40:12.19 ID:6p5ytVe80
さやか:兄、まどか:三女、ほむら:次女でいこう(なにが?)
95:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)
2012/09/30(日) 18:40:31.91 ID:acd2hzuCo
マミ「美樹さんもよ」
マミさんは今度はあたしに向かって言う
マミ「さっきのは確かに佐倉さんが悪かったけど、美樹さんの今日の態度が目に余ったのも事実よ。
96:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:41:08.37 ID:acd2hzuCo
マミさんは、そんなあたしの肩にそっと手をのせた
マミ「私たちだって人間だもの。落ち込んだり、調子が悪かったりする時だってあるわ。だからね美樹さん。
もしなにか悩みでもあるのなら、なんでも言って。相談にのってあげるくらいなら、私にもできると思うから」
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