過去ログ - 梓「フリースタイル」
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10:◇qq7WYD933[saga]
2012/09/29(土) 18:13:14.35 ID:AlqVJj+S0
「そうだったんだ!
これは盲点だったなあ……、梓が好きなのがあの人だったなんて……。
好きになった理由……はまた今度訊かせてもらおうかな」


「訊くつもりなんだ……。
でも、純、先に私にも訊かせて。
私が先輩の事を好きだって事、薄々気付いてたって本当?」


「あ、うん、何となくだけどね。
大体、梓が好きになる人って言ったら、先輩の誰かしか居ないよ。
だって、男子が傍に居る様子が全然無いし、
一番長い時間一緒に居るのは軽音部の先輩達だしね。
だから、先輩の誰かの事が好きなんだろうな、って思ってたんだ」


「そうなんだ……。
ねえ、純……、先輩達……、私の気持ちに気付いてると思う……?」


「どうかなあ……?
先輩達は皆鈍感そうだから、あの人も含めて全員気付いてないかもね。
普通は同性の後輩が自分の事を好きだなんて思わないだろうし。
私が梓の気持ちに気付けたのもさ、
私が梓の好きな人の話をする度に、梓が辛そうな顔をしてる事に気付いたからなんだ。
憂もそれを分かってていつも話を止めてたみたいだけど、
いつかはちゃんと梓に訊いておきたかったんだよね……」


マイペースだけど、純もちゃんと色んな物を見てるんだ、って思った。
私の事を見てたんだ。
見てくれてたんだ……。


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