108: ◆Oe72InN3/k
2012/10/04(木) 23:27:17.06 ID:glc2EIhw0
〜奉太郎/摩耶花〜
奉太郎「さて、どう出るか」
109: ◆Oe72InN3/k
2012/10/04(木) 23:27:51.18 ID:glc2EIhw0
二人で動けば一見……攻撃される確率が高まる様に見える。
しかし、全ての構造が分かっていない場所では話が少し変わる。
更には敵側には一人、構造を完璧に把握している人物がいるのだ。
110: ◆Oe72InN3/k
2012/10/04(木) 23:28:19.87 ID:glc2EIhw0
奉太郎「やれるだけはやるさ」
摩耶花「あんた、珍しくやる気ね」
……確かに、言われてみればこの豆合戦を楽しんでいる俺がいた。
111: ◆Oe72InN3/k
2012/10/04(木) 23:28:45.57 ID:glc2EIhw0
〜える/里志〜
える「先手必勝、ですか」
福部さんが考えた作戦は、意外な物でした。
112: ◆Oe72InN3/k
2012/10/04(木) 23:29:12.50 ID:glc2EIhw0
そうでした、倒されたら豆を全て渡さなければいけないのでした。
単純に考えれば、私達の手持ちの豆が半分になってしまうと言う事です。
それに加えて、折木さん達の豆が増えるという事にも繋がります。
113: ◆Oe72InN3/k
2012/10/04(木) 23:29:38.52 ID:glc2EIhw0
福部さんはそう言いながら、廊下へと出ます。
私は反対側に行き、台所の裏手へと回りこみました。
こちら側の廊下からは、少し中が覗ける様になっています。
114: ◆Oe72InN3/k
2012/10/04(木) 23:30:18.04 ID:glc2EIhw0
〜奉太郎/摩耶花〜
廊下に顔だけを出した俺に、最初に目に映ったのは里志の姿だった。
直後、飛んでくる豆。
115: ◆Oe72InN3/k
2012/10/04(木) 23:31:07.30 ID:glc2EIhw0
える「待ってましたよ、お二人とも」
それすらも読まれていた。
前には千反田、後ろは行き止まり。
116: ◆Oe72InN3/k
2012/10/04(木) 23:31:37.90 ID:glc2EIhw0
える「あ、ご、ごめんなさい」
そう謝っているこいつは、とても申し訳無さそうな顔をしていた。
隙だらけではあるが……片方だけ倒してしまっても仕方ない。
117: ◆Oe72InN3/k
2012/10/04(木) 23:32:04.81 ID:glc2EIhw0
奉太郎「わ、悪い」
しまった、俺もつい謝ってしまった。
なんだこれは、謝りながら相手に豆をぶつけるゲームだったか。
118: ◆Oe72InN3/k
2012/10/04(木) 23:32:32.82 ID:glc2EIhw0
〜える/里志〜
や、やられてしまいました。
つい謝ってしまったせいで、お二人とも逃がしてしまいました。
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