211: ◆Oe72InN3/k
2012/10/08(月) 20:29:23.84 ID:dwmrjsng0
〜千反田家〜
甘い。
まだチョコを食べている訳では無いが……匂いが甘すぎる。
212: ◆Oe72InN3/k
2012/10/08(月) 20:29:52.37 ID:dwmrjsng0
える「これは、ガナッシュです」
奉太郎「ほう」
とは言ったが、正直何の種類なのか見当も付かなかった。
213: ◆Oe72InN3/k
2012/10/08(月) 20:30:19.31 ID:dwmrjsng0
俺の反応があまり良く無かったと思ったのか、千反田はそのまま台所へと戻って行った。
いや、旨いと言えば旨かった。
だがちょっと、くどい様な感じの……そんな甘さだった。
214: ◆Oe72InN3/k
2012/10/08(月) 20:30:52.93 ID:dwmrjsng0
える「次のチョコ、出来ましたよ」
奉太郎「ああ、そうか」
その言葉を聞き、俺は再び部屋に戻る。
215: ◆Oe72InN3/k
2012/10/08(月) 20:31:20.33 ID:dwmrjsng0
奉太郎「マカロンか」
える「ええ、そうです」
奉太郎「……そういう種類のチョコなのか」
216: ◆Oe72InN3/k
2012/10/08(月) 20:31:48.77 ID:dwmrjsng0
奉太郎「……甘いな」
える「あ、えっと……」
さっきと同じ感想だったのがあれだったのかもしれない。
217: ◆Oe72InN3/k
2012/10/08(月) 20:33:48.57 ID:dwmrjsng0
チョコをあげるのは里志であって、俺では無い。
つまり……俺が好きなチョコを作っても、里志は喜ばないかもしれない。
今、千反田と伊原がやっているのは、俺の感想を参考にチョコを作る……という作業である。
218: ◆Oe72InN3/k
2012/10/08(月) 20:35:10.64 ID:dwmrjsng0
える「次の、持ってきましたよ」
える「チョコレートタルトです」
何だかさっきから、千反田がウェイトレスに見えて仕方ない。
219: ◆Oe72InN3/k
2012/10/08(月) 20:35:57.44 ID:dwmrjsng0
それは驚いた、ほとんど千反田が作ってそれをあいつが手伝っていた物だと思ったが。
……あいつは見た目や性格に反して料理が出来るのか。
奉太郎「主に千反田が作ってる物だと思っていたよ」
220: ◆Oe72InN3/k
2012/10/08(月) 20:36:24.90 ID:dwmrjsng0
奉太郎「……丁度いいかもな」
える「本当ですか!」
奉太郎「あ、いや……あくもでも、俺からしたらだぞ」
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