298: ◆Oe72InN3/k
2012/10/11(木) 21:04:20.61 ID:obKv5onk0
……こう言ってはあれだが、とても退屈な時間だった。
その後は何やら、色々な代表達の挨拶が始まり、俺は特に誰かも分からなかったので聞き流す。
そして、在校生代表の挨拶がやってきた。
299: ◆Oe72InN3/k
2012/10/11(木) 21:04:47.74 ID:obKv5onk0
流石にいつもの調子は出ない様で、堅い挨拶をしている。
それが少しだけ面白く、俺は今日始めてその挨拶に耳を傾けていた。
里志はそのまま思い出等を語っていて、喋りだしてからは大分落ち着いている様に見えた。
300: ◆Oe72InN3/k
2012/10/11(木) 21:05:13.66 ID:obKv5onk0
入須『本日は、私達の為に集まって頂きまして、本当にありがとうございます』
入須『そして、この様な盛大な卒業式を開いて頂き、ありがとうございます』
……さすがは女帝と言った所か。
301: ◆Oe72InN3/k
2012/10/11(木) 21:05:43.38 ID:obKv5onk0
入須『そして私達をここまで教えてくださった先生方、本当にありがとうございました』
入須『私達は今日、この学校で学んだことを胸に、それぞれの進路へと旅立ちます』
入須『卒業生を代表し、答辞とさせて頂きます』
302: ◆Oe72InN3/k
2012/10/11(木) 21:06:38.27 ID:obKv5onk0
入須「……」
少しだけ、口が動いているのが見えた。
多分だが、私は。 と言ったのかもしれない。
303: ◆Oe72InN3/k
2012/10/11(木) 21:07:09.41 ID:obKv5onk0
先生らは、止めるか止めないか迷っている感じであった。
しかし、ここに居る人全員が入須の意思を汲んだのか、やがて場が静かになった。
入須『私は間違いを犯した』
304: ◆Oe72InN3/k
2012/10/11(木) 21:07:44.77 ID:obKv5onk0
「それは違います!!」
どっからともなく、聞きなれた声が聞こえてきた。
あの馬鹿、そんなの後で言えばいいだろう!
305: ◆Oe72InN3/k
2012/10/11(木) 21:08:12.37 ID:obKv5onk0
入須『以上で私の挨拶は終わりだ』
入須『二年生諸君、時間を取らせてすまなかった』
入須『先生方、予定外の行動を取り、申し訳ありませんでした』
306: ◆Oe72InN3/k
2012/10/11(木) 21:08:39.27 ID:obKv5onk0
〜公園(現在)〜
奉太郎「あれには驚いたな」
える「入須さんの挨拶ですか?」
307: ◆Oe72InN3/k
2012/10/11(木) 21:09:23.32 ID:obKv5onk0
奉太郎「……いいんじゃないか」
える「……どういう意味ですか?」
奉太郎「千反田らしくて、いいんじゃないか」
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