692: ◆Oe72InN3/k
2012/10/24(水) 22:36:12.54 ID:wMwX2Y5/0
〜現在〜
ああ、そうだった。
そうして俺は入須の問題へと取り組む事になったのだ。
693: ◆Oe72InN3/k
2012/10/24(水) 22:36:39.74 ID:wMwX2Y5/0
奉太郎「それで、お前が気になると言うのは」
える「入須さんと同じ事です!」
それを聞き、視線を入須に移す。
694: ◆Oe72InN3/k
2012/10/24(水) 22:37:06.68 ID:wMwX2Y5/0
える「仕事一筋の方が、何故最後の花火大会と言う一大行事で失敗をしたのか」
える「何故、失敗をする事になったのか」
える「万全の準備が出来ていたにも関わらず、何故それが起きてしまったのか」
695: ◆Oe72InN3/k
2012/10/24(水) 22:37:32.40 ID:wMwX2Y5/0
奉太郎「今日も、花火師の奥さんは仕事に?」
入須「ええっと、どうだったかな」
入須「昼間、挨拶した時は見えなかったから、恐らくそうだろう」
696: ◆Oe72InN3/k
2012/10/24(水) 22:38:01.50 ID:wMwX2Y5/0
える「ええ、そう聞いています」
奉太郎「一時間のずれ……千反田は何を予想する?」
える「ええっと、そうですね」
697: ◆Oe72InN3/k
2012/10/24(水) 22:38:28.22 ID:wMwX2Y5/0
える「でも、そうなると……準備不足などでしょうか?」
入須「いいや、それもあり得ない」
奉太郎「そう、入須先輩が昼間に確認した時は、完璧に準備は出来ていたんだ」
698: ◆Oe72InN3/k
2012/10/24(水) 22:38:55.61 ID:wMwX2Y5/0
奉太郎「今日、千反田は花火を見る事が出来たか?」
俺がそう言うと、未だにあがり続ける花火に一度目を移し、千反田は口を開く。
える「ええっと? 今現在、見れていますよ」
699: ◆Oe72InN3/k
2012/10/24(水) 22:39:25.22 ID:wMwX2Y5/0
奉太郎「そう、そうなんだ」
奉太郎「今は22時を過ぎた所、通常通り行われていたら」
奉太郎「もう、終わっている時間なんだよ」
700: ◆Oe72InN3/k
2012/10/24(水) 22:39:55.51 ID:wMwX2Y5/0
奉太郎「ああ、そうだ」
奉太郎「千反田がここに来るのに遅れた理由は、何だ」
える「ええっと、電車が遅れていたせい、ですね」
701: ◆Oe72InN3/k
2012/10/24(水) 22:40:20.47 ID:wMwX2Y5/0
何度かまた、花火があがる。
それを見ながら、千反田はようやく口を開いた。
える「素敵、ですね」
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