697: ◆Oe72InN3/k
2012/10/24(水) 22:38:28.22 ID:wMwX2Y5/0
える「でも、そうなると……準備不足などでしょうか?」
入須「いいや、それもあり得ない」
奉太郎「そう、入須先輩が昼間に確認した時は、完璧に準備は出来ていたんだ」
698: ◆Oe72InN3/k
2012/10/24(水) 22:38:55.61 ID:wMwX2Y5/0
奉太郎「今日、千反田は花火を見る事が出来たか?」
俺がそう言うと、未だにあがり続ける花火に一度目を移し、千反田は口を開く。
える「ええっと? 今現在、見れていますよ」
699: ◆Oe72InN3/k
2012/10/24(水) 22:39:25.22 ID:wMwX2Y5/0
奉太郎「そう、そうなんだ」
奉太郎「今は22時を過ぎた所、通常通り行われていたら」
奉太郎「もう、終わっている時間なんだよ」
700: ◆Oe72InN3/k
2012/10/24(水) 22:39:55.51 ID:wMwX2Y5/0
奉太郎「ああ、そうだ」
奉太郎「千反田がここに来るのに遅れた理由は、何だ」
える「ええっと、電車が遅れていたせい、ですね」
701: ◆Oe72InN3/k
2012/10/24(水) 22:40:20.47 ID:wMwX2Y5/0
何度かまた、花火があがる。
それを見ながら、千反田はようやく口を開いた。
える「素敵、ですね」
702: ◆Oe72InN3/k
2012/10/24(水) 22:40:47.74 ID:wMwX2Y5/0
〜帰り道〜
入須「やはり、折木君に答えを求めたのは正解だったな」
奉太郎「……それが合ってるかも分からないのにですか?」
703: ◆Oe72InN3/k
2012/10/24(水) 22:41:18.41 ID:wMwX2Y5/0
奉太郎「ああ」
奉太郎「千反田は、今回の事……見覚えが無いか?」
える「見覚え……」
704: ◆Oe72InN3/k
2012/10/24(水) 22:41:47.68 ID:wMwX2Y5/0
奉太郎「……前に、雛祭りがあっただろ」
える「今年の、ですか?」
奉太郎「いや……去年のだ」
705: ◆Oe72InN3/k
2012/10/24(水) 22:42:16.44 ID:wMwX2Y5/0
ええっと、それで何の話だったっけか。
奉太郎「ああ、それで」
奉太郎「あの時、俺は言ったよな」
706: ◆Oe72InN3/k
2012/10/24(水) 22:42:48.96 ID:wMwX2Y5/0
奉太郎「そうだ、そう言った」
える「えっと、それと今回の事に、何の関係が?」
奉太郎「……俺は、あの時、千反田がそう言った時」
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