742: ◆Oe72InN3/k
2012/10/26(金) 22:50:49.35 ID:Z+iO6tmx0
〜海〜
里志「うわ、すごく綺麗な所だね」
摩耶花「そうね……でも人が全然居ないのは何で?」
743: ◆Oe72InN3/k
2012/10/26(金) 22:51:26.62 ID:Z+iO6tmx0
入須「何だ、入らないのか?」
そう言い、入須は俺の横へと腰を掛けた。
奉太郎「入須先輩こそ、入らないんですか」
744: ◆Oe72InN3/k
2012/10/26(金) 22:51:52.69 ID:Z+iO6tmx0
奉太郎「……大学は、どうですか」
入須「大学か」
入須「楽しい所だよ」
745: ◆Oe72InN3/k
2012/10/26(金) 22:52:20.86 ID:Z+iO6tmx0
奉太郎「まあ……そうかもしれませんが」
入須「千反田を傷付けてしまった事は、後悔しているよ」
奉太郎「……でしょうね」
746: ◆Oe72InN3/k
2012/10/26(金) 22:52:52.26 ID:Z+iO6tmx0
入須「でも、それはあの当時での事だ」
奉太郎「当時の? どういう意味ですか」
入須「……もしかすると、次に繋がっていたのかもしれない」
747: ◆Oe72InN3/k
2012/10/26(金) 22:53:26.96 ID:Z+iO6tmx0
俺と千反田は以前の距離を維持して、その距離を縮める事は……無かったのでは無いだろうか。
あれだけの事が無ければ、俺から千反田に歩み寄る事も無かったし、千反田もそうだろう。
そして多分、千反田の父親の話を聞いた日。
748: ◆Oe72InN3/k
2012/10/26(金) 22:53:53.72 ID:Z+iO6tmx0
奉太郎「苦手です、入須先輩は」
入須「君の言葉を借りると、本人の前で言う事では無い、と言った所だな」
奉太郎「それはすいませんでした、失言ですね」
749: ◆Oe72InN3/k
2012/10/26(金) 22:54:45.62 ID:Z+iO6tmx0
瞬間、俺がその状況を理解する前に、千反田によって放たれたボールが顔に命中する。
える「ご、ごめんなさい!」
そう言いながら、逃げていく千反田が見えた。
750: ◆Oe72InN3/k
2012/10/26(金) 22:55:22.34 ID:Z+iO6tmx0
冷や汗を掻きながら後ずさりする千反田に向かって、ボールを放った。
見事に命中し、倒れる千反田。
摩耶花「うわ、折木ひどーい!」
751: ◆Oe72InN3/k
2012/10/26(金) 22:55:52.73 ID:Z+iO6tmx0
える「お返しです、折木さん!」
そう言い、俺に向かってボールを投げてきた。
しかしそれは俺の顔の横を通り過ぎ、後ろに居た里志へと当たる。
752: ◆Oe72InN3/k
2012/10/26(金) 22:56:22.00 ID:Z+iO6tmx0
入須「福部くん」
入須「……自分が言った言葉は、忘れていないだろうな」
おお、入須の顔が恐ろしい。
1002Res/450.02 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。