859: ◆Oe72InN3/k
2012/11/01(木) 23:59:55.96 ID:5F99acxl0
奉太郎「……あれか」
える「今でも大事にしていますよ、あのぬいぐるみは」
奉太郎「知っているさ」
860: ◆Oe72InN3/k
2012/11/02(金) 00:00:49.97 ID:X/71y8+d0
奉太郎「……あれはかなり、恥ずかしかったぞ」
える「す、すいません。 今度はぬいぐるみを欲しいと言っていた、と言う事にしておきます」
奉太郎「……本気か?」
861: ◆Oe72InN3/k
2012/11/02(金) 00:02:45.19 ID:X/71y8+d0
える「折木さん相手だと、気軽に冗談が言えるので、そのせいかもしれません」
える「仲良くなったのも、あるでしょうね」
える「最初の時より、今は仲が良いと思っていますので」
862: ◆Oe72InN3/k
2012/11/02(金) 00:04:37.90 ID:X/71y8+d0
花火は未だに上がり続けている。
俺と千反田は一度も視線を交えないまま、会話を続けた。
奉太郎「後、そうだな」
863: ◆Oe72InN3/k
2012/11/02(金) 00:05:25.78 ID:X/71y8+d0
奉太郎「はは、そうか」
える「何がおかしいんですか、もう」
千反田はそう言うと、俺の方に顔を向けた。
864: ◆Oe72InN3/k
2012/11/02(金) 00:08:08.88 ID:X/71y8+d0
そして……次に俺は。
奉太郎「なあ」
える「はい、なんでしょうか」
865: ◆Oe72InN3/k
2012/11/02(金) 00:08:48.38 ID:X/71y8+d0
奉太郎「このままでは絶対に、駄目だと思うんだ」
その言葉はしっかりと、千反田の耳に届いた様だ。
える「……ふふ、私も一緒ですよ」
866: ◆Oe72InN3/k
2012/11/02(金) 00:09:33.86 ID:X/71y8+d0
奉太郎「千反田は……俺の事を、どう思っている?」
える「え、そ、それは……」
奉太郎「ああ、いや。 すまん」
867: ◆Oe72InN3/k
2012/11/02(金) 00:10:11.88 ID:X/71y8+d0
奉太郎「……そうか」
……やはり、俺が思っていた通りだった。
奉太郎「詰まる所、自分で言うのもあれだが」
868: ◆Oe72InN3/k
2012/11/02(金) 00:10:46.26 ID:X/71y8+d0
奉太郎「……それはな、千反田」
奉太郎「俺も、思っていた事なんだよ」
える「折木さんも、ですか?」
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