928: ◆Oe72InN3/k
2012/11/05(月) 22:26:29.96 ID:PozhboZ10
える「折木さんは何か願い事、しないんですか?」
奉太郎「俺は、こういうのは信じていない性質なんで」
える「ふふ、そうですよね」
929: ◆Oe72InN3/k
2012/11/05(月) 22:27:39.45 ID:PozhboZ10
奉太郎「……ああ」
奉太郎「多分、だが」
奉太郎「……千反田の事は、良く見ていたのかもしれない」
930: ◆Oe72InN3/k
2012/11/05(月) 22:28:11.41 ID:PozhboZ10
奉太郎「ああ、千反田を見ていると俺を見ている気分になる……だったか」
える「そうです、それでですね」
える「それは多分、私が折木さんの癖を、自然と真似しているんだと思います」
931: ◆Oe72InN3/k
2012/11/05(月) 22:29:08.28 ID:PozhboZ10
える「いいえ、構いませんよ」
える「だって私は、幸せですから」
そう言い、俺の肩に千反田は頭を預けて来た。
932: ◆Oe72InN3/k
2012/11/05(月) 22:29:34.61 ID:PozhboZ10
奉太郎「……参ったな」
とりあえず、このままにしておいて風邪でも引かれたら後味が悪すぎる、場所を移そう。
そうして千反田を部屋の中へと移し、畳んで置いてあったタオルを一枚、千反田に掛けて置いた。
933: ◆Oe72InN3/k
2012/11/05(月) 22:30:25.73 ID:PozhboZ10
食器洗いくらい、やっても良いだろう。
いや、むしろそのくらいしなければ罰が当たるかもしれない。
……違うな、俺はそんな神罰的な事等、信じていない。
934: ◆Oe72InN3/k
2012/11/05(月) 22:31:31.55 ID:PozhboZ10
奉太郎「あいつも、大変なんだな」
やはりさっき、俺が自分に言い聞かせたのは建前で、本心は多分。
千反田の手伝いをする為、と言った所か。
935: ◆Oe72InN3/k
2012/11/05(月) 22:43:16.29 ID:PozhboZ10
以上で第21話、終わりとなります。
乙ありがとうございました。
936:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/11/06(火) 00:00:33.21 ID:RqZUvCGho
おつー
937:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/11/06(火) 00:03:33.76 ID:r0mipCZ10
おつおつー
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