過去ログ - ほむら「私はもう、戻れないのに・・・」
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22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2012/09/30(日) 21:45:00.38 ID:fhZ6rvzC0
私は泣きじゃくる鹿目まどかに並んで座り、肩を横から抱き寄せながら考える。
なぜ私はこんなにも鹿目まどかが魔法少女になったことに対して寛容なのだろう。
あの約束をして以降ではありえないことだ。


23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2012/09/30(日) 21:45:58.41 ID:fhZ6rvzC0
ほむら「謝る代わりにひとつ教えてもらいたいことがあるの」

まどか「なに?ほむらちゃん」

ほむら「まどかが何を願って契約したのか教えて欲しいの」
以下略



24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2012/09/30(日) 21:46:42.61 ID:fhZ6rvzC0
鹿目まどかが契約したのは私のせいか。
私はなんという愚か者だ。
そしてあれほど阻止しようとしてきた
鹿目まどかの魔法少女化を阻止できなかったという事実を
鹿目まどかの契約時の願いによって受け入れているのか。
以下略



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2012/09/30(日) 21:47:34.26 ID:fhZ6rvzC0
鹿目まどかのソウルジェムを浄化するついでに、
文字通り魔女化寸前まで濁った私のソウルジェムをなんとか浄化する。
ひとしきり二人で抱き合って涙を流し、
なんとか落ち着いて時計を見ると既に夜八時を回っている。


26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2012/09/30(日) 21:48:06.77 ID:fhZ6rvzC0
今の状態で無理に家に帰しても、二人ともインキュベーターに付け入られたりして
碌なことにならなそうなので、今日のところは鹿目まどかを私の家に泊めることにした。

鹿目まどか自身に自宅に連絡させて、一緒にお風呂に入った後で二人で食事を作り
食べ終わる頃には二人とも笑顔を取り戻した。


27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2012/09/30(日) 21:49:00.54 ID:fhZ6rvzC0
一つの布団の中で肩を寄せ合い、手を握り合って眠る。
幸福感に満たされながら決意を新たにする。

ワルプルギスの夜に止めを刺すのは私だ。
最後に隠したひとつの真実、これは絶対に口にしないで死ぬ。
以下略



28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2012/09/30(日) 21:49:32.36 ID:fhZ6rvzC0
私が繰り返してきた一ヶ月において、ワルプルギスの夜を倒した回数は案外多い。
だが倒したものは魔女化するかソウルジェムを砕いて死ぬかの二択だった。

止めを刺した魔法少女を襲うワルプルギスの夜の呪いと、それによる魔力の暴走。
そしてそれを受けるのは大概鹿目まどかの役目だった。


29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2012/09/30(日) 21:50:06.56 ID:fhZ6rvzC0
数は少ないが私が倒したこともあるし他の魔法少女が倒したこともあった。
しかしそれは鹿目まどかが魔法少女になっていない場合で、
倒れた魔法少女の復活を願い鹿目まどかは魔法少女になってしまうのだ。


30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2012/09/30(日) 21:50:33.98 ID:fhZ6rvzC0
鹿目まどかのソウルジェムを見ると私は必ず時を遡ってきた。
たとえワルプルギスの夜を倒した段階で鹿目まどかが生き残っていたとしても、
私の固有魔法、時間停止の能力が失われた後、
ソウルジェムを破壊することなく鹿目まどかの魔女化を防ぐのは難しい。

以下略



31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2012/09/30(日) 21:51:33.53 ID:fhZ6rvzC0
だが、今私の隣で私の手を握っているこの鹿目まどかに生きていてほしい。
これもまた私の心からの願いだ。
他の魔法少女たちも全員生きている。
次の戦いで必ず誰か死ぬのならば、それは私でいい。

以下略



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2012/09/30(日) 21:52:32.86 ID:fhZ6rvzC0
第二話 God's great mistake


他の四人が地上に残った使い魔を一斉に攻撃するのを見届けて、私は上空を眺める。
どうやらあの巨体が消え始めているようだ。
以下略



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