過去ログ - 元・魔法少女まどか☆マギカ 〜ひだまり☆まどっち〜
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5:ちり紙 ◆B/tbuP0Myc[sage]
2012/09/30(日) 23:33:32.08 ID:9inz+fwCo
  まどかと芳文は良い笑顔で頷くのだった。

  ――それから20分後。

  芳文 「ごちそうさまでした。お母さん」
  詢子 「いやいや。こっちこそ付き合ってくれてありがとう」

  ファミレスを出た芳文と詢子の姿を見つけたまどか達が側に寄ってきた。

  まどか「あっママ。それに芳文さんも」
  円華 「あら……。こんにちは」

  詢子 「こんにちは。円華さん。まどか、もしかして円華さんと一緒にこの店にいたのか?」
  まどか「うん。買い物の帰りに寄って、窓際の席に座ってたんだよ。ママ達は?」
  詢子 「仕事の帰りに部活帰りの芳文君に会って、一緒にランチを食べたんだ」
  円華 「芳文がお世話になったみたいで……。すみません」
  詢子 「いえいえ。こちらこそいつもまどかがお世話になって……」

  芳文 「まどか、これからどうするの? まだ母さんとどっか行くの?」
  まどか「えっと、買い物は午前中に済んだから芳文さんの家に戻る所だよ」
  芳文 「じゃあ、これからこのままどこかに行かないか?」
  まどか「え? でも荷物が……」
  芳文の提案に嬉しそうな顔をする物の、すぐにちょっと困った顔でうつむくまどか。

  円華 「荷物は私が持って帰るから、芳文とこのままデートに出かけてもいいのよ」
  詢子 「どうせ帰る途中だから、まどかの分はあたしが持っていってやるよ」
  そう言ってまどかの荷物を半ば強引に受け取る詢子。
  円華 「あ、荷物は私が……」
  詢子 「いいんですよ。気にしないでください。それに母親同士で話もしたいですし」
  円華 「すみません」

  まどか「ママ。ありがと」
  詢子 「ああ。二人とも暗くなる前に帰ってくるんだよ」
  まどか「うんっ」
  芳文 「はい。ちゃんと送っていきます。まどか行こうか」
  まどか「うんっ」
  まどかは嬉しそうに返事をすると、芳文の腕に自分の腕を絡める。
  芳文はまどかに優しく微笑むとまどかの歩幅にあわせてゆっくりと歩き出すのだった。

  詢子 「やれやれ。お互いの両親公認とは言え、あの子達ときたら……」
  二人の仲睦まじい様子に苦笑いをする詢子。
  円華 「割れ鍋に綴じ蓋とはよく言った物ですね」
  円華が詢子にそう言って微笑むと詢子もまた円華に微笑んで言うのだった。

  詢子 「違いないですね」

                                                                                             おしまい



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