過去ログ - 京太郎「最後のインターハイか…」
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489:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/06/04(火) 00:00:13.53 ID:aO2NTjSDo

-翌日-

京太郎「ふぅ…大方掃除したかな?」

京太郎「今日は風がいい感じだし、絶好の部活日和だな!」

京太郎「そうだ。これからお世話になるんだし、牌を拭いておこう!…早く来ないかなー」

京太郎「…久はこんな気持ちで1ヶ月も待ってたのかな……強いな…」

久「私がどうかした?」

京太郎「うおっ、来てたなら言ってくれよ!?」

久「今来たのよ。ドアも開いたままだったし…ちょっと遅れたけど、待った?」

京太郎「待つのも楽しみの一つってな。それより久、さっそく俺の話を――」

久「ちょっと待って。昨日話を聞いてから色々考えたんだけどね」

京太郎「ん?」

久「京太郎、本当に私でいいの?」

京太郎「何言ってんだよ。お前以外にこんなこと言える相手いないって言ったろ?」

久「う…ほ、ほら、よく話してる妹みたいな子とか…他にも仲良くしてる子とかいるでしょ?」

京太郎「うん?なんで咲の話が出てくるんだ?」

久「なんでって…京太郎、あなたは一度女心を学ぶべきだと思うわよ?」

京太郎「えっ?」

久「まあいいわ。…京太郎、私はあなたの気持ちには答えてあげられないわ」

京太郎「え…」

久「別にあなたのことが嫌いって訳じゃないのよ?ただもうちょっとお互いを知って、その上で考えても…ね?」

京太郎「そっか…突然ごめんな」

久「私の方こそごめんなさい。…図々しいかもしれないけど、私達友達でいられるわよね?」

京太郎「当たり前だろ!…しかしどうすっかなー…頼れるのは久しかいなかったんだけど…」

久「…頼る?……まあいいわ、せっかく部室にいるんだし、麻雀でもしない?」

京太郎「…ん?」

久「あなたもルールを大体覚えたみたいだし、本気で相手してあげるわよ」

京太郎「…えーと…さっきお前、俺の頼みを聞いてくれないって言ったばっかじゃなかったか?」

久「あ…そうね…流石にこれはなかったかもね…じゃあ今日はこれで解散に――」

京太郎「そうじゃない。俺の『麻雀で鍛えて欲しい』って願いを聞いてくれないんじゃなかったのかってことで――」

久「は?…ちょっと待ちなさい、もう一度、詳しく話を聞かせてもらえないかしら?」

京太郎「だから――」
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