過去ログ - ■ SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)自治スレッド Part7
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977:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/17(日) 20:21:21.09 ID:X613c9Mc0
12月某日
 今日は窪山輝也(私立虹蛍学園高等部2年5組男子6番)のクラスでクリスマスパーティーを開くことになっている。輝也は明るくお人よしで誰とも馴染める性格である。そして誰よりもこのクラスを愛しているであろう。輝也は今日開かれるパーティーの日が待ち遠しくて仕方なかったのだ。

 この日の昼休み、輝也は甘い匂いの立ち込める学校の家庭科室を覗いてみた。そこにはパーティーのケーキを作っている中林杏奈(女子12番)の姿があった。

「ジングルベール ジングルベール 鈴がー鳴るー 森にー林にー響きながらー♪」

と楽しげに歌いながら。彼女の趣味はお菓子作りである。彼女は将来ケーキ屋になりたいという。楽しく仕事できるのはいいことだ。輝也と違って作るのが上手いし。実は輝也、去年の家庭科の調理実習の時に大爆発を起こしてしまったのだ。あの時は電子レンジが壊れて大変だった。幸い怪我した者はいなかったが…

「おい、輝也!」

と不意にトーンの低めの声が聞こえた。

「あれ?唐さんも見に来たのか?甫も正志も…」

因みに唐さんというのは財津公太(男子7番)のあだ名である。なぜ唐さんなのかというと公太は中国拳法ことカンフーをやっているのだ。中国の昔の名前の唐をとって唐さんというあだ名ができたのだ。
甫は松本甫(男子16番)。彼は輝也のいとこであり幼馴染でもある。中学生風の外見でいつもニコニコしていて、たまにふざけるときがある。
正志は夕張正志(男子20番)。彼は至ってクールな性格でIQが224もあるためこの4人のリーダー的存在になっているのである。

「もしかして輝也、中林を後ろから襲って犯っちゃおうとか思ってんじゃないのかぁ??」

と甫は輝也をからかいながら言う。

「そんな訳ねぇだろバカがぁ?!!!!!」

と輝也は顔を赤くして甫を追いかけ回す。

「おいおい冗談に決まってるじゃん輝也?」

と甫は逃げながら言う。

「冗談きついぜお前!」

と輝也は甫を捕まえて言う。
それを見ていた正志は口を開く。

「おいおい、騒ぐのはクリスマスパーティーの時にしようぜ?」

「それもそうだな。」と2人は頷く。


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