過去ログ - お嬢さん「現実逃避、しませんか?」2
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162:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/10/09(火) 23:17:41.23 ID:GSIyCG6Oo
後ろでパタンと扉がしまった。
そこは、長い長い廊下だった。

男「ここは……」

以下略



163:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/10/09(火) 23:23:42.31 ID:GSIyCG6Oo
最初の一日は、ただ廊下に突っ立っていたと記憶している。

男「――」

恐ろしく長い廊下を、ただ見つめて。
以下略



164:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/10/09(火) 23:27:41.36 ID:csYbsHwp0
そっちか
てっきり宿から出さなければおぜうは生き続けるからとかかと


165:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/10/09(火) 23:30:28.05 ID:GSIyCG6Oo
それが三日、四日、五日とつづいて、一週間も経った頃には。

男「――」

俺はその行為に、飽きた。
以下略



166:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/10/09(火) 23:38:43.78 ID:GSIyCG6Oo
二週間がたったころ、偶然T字路を通りかかった人間を見つけた。
記憶にはない人間の男だった。

彼は俺を見て立ち止まっていたので、
近づいてみた。
以下略



167:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/10/09(火) 23:43:08.64 ID:GSIyCG6Oo
その日、支配人がやってきた。

支配人「どうも」

男「――」
以下略



168:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県)[sage]
2012/10/09(火) 23:53:40.57 ID:FcQc77tyo
切ないな


169:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/10/09(火) 23:56:09.78 ID:GSIyCG6Oo
延々と廊下を歩き続け、座ってみたり、壁を眺めてみたり。
一月、二月、三月と経って、ようやく半年が過ぎた。
もちろん日数など数えていなかったので、
支配人が教えてくれたものを記憶しただけである。

以下略



170:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/10/10(水) 00:06:08.81 ID:F106sh6go
一年が経ったとき、俺はとても達成感を感じた。
しかしそれもすぐに消えた。
まだ最初の一年が過ぎただけだと分かったからだった。

男「――」
以下略



171:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/10/10(水) 00:15:12.67 ID:F106sh6go
ある時から、俺にはメイドさんがあてがわれるようになった。
何が原因だったかは分からない。
もしかしたら客の女に何か手を出していたかもしれない。

男「――」
以下略



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