過去ログ - お嬢さん「現実逃避、しませんか?」2
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192:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/10/10(水) 01:48:15.21 ID:F106sh6go
死力を尽くし、俺はカタギさんからどうにか脱出した。
片腕は既におかしな方向に折れ曲がっていたが、
そんなこと気にもせず。

マって。
以下略



193:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/10/10(水) 01:55:32.81 ID:F106sh6go
俺は俺に飛びついたが、
向こうの俺もまた、必死だった。

取っ組み合いをするうちに、
すぐにカタギさんに蹴飛ばされた。
以下略



194:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/10/10(水) 02:00:20.91 ID:F106sh6go
死ぬと、感じたその時だった。

脳が、少しずつ、クリアに。

男(あれ……?)
以下略



195:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/10/10(水) 02:05:33.76 ID:F106sh6go
カタギ「なんでこいつ、こんなに必死なんだ……」

お嬢さん。お嬢さん。お嬢さん。

男「……あぁあ……、ああ」
以下略



196:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/10/10(水) 02:13:43.02 ID:F106sh6go
すっと、あっけなく消えていく意識の中で。
俺は最後まで、お嬢さんを、見つめていた。

伝わって、伝わって。

以下略



197:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/10/10(水) 02:17:29.50 ID:/ROhDmGQo
ダウナー感やばいって


198:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/10/10(水) 02:22:37.30 ID:F106sh6go
男とお嬢さんの二人が去り、
全てが終わったこの場所で、
動かなくなった仮面の男と、
息を付いて座り込んだカタギさんが、残っていた。

以下略



199:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/10/10(水) 02:30:44.81 ID:F106sh6go
そのとおり。
たしかにこの場所では、逃避した時点の身体を、維持しようとする。

支配人「基本的には、そうですね」

以下略



200:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/10/10(水) 02:42:39.41 ID:F106sh6go
支配人「しかし彼は、自らの死の現実を逃避したのでありません」

支配人「むしろ、現実逃避をするために、死を選んだ」

支配人「もっと正確に言うのなら」
以下略



201:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/10/10(水) 02:56:30.22 ID:F106sh6go
私は自室に、彼をつれてきた。
静かに、寝かせる。

支配人「おつかれさまでした」

以下略



202:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山梨県)[sage]
2012/10/10(水) 02:57:24.86 ID:J00jLy4so
これってループしないの?


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