過去ログ - 【マテリアル・パズル】魔法少女マテリアル☆まどか【まどマギ】
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26: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/10/11(木) 23:33:55.31 ID:PNl0Pvb80
「ええと、それで……アクア、さん?」
なにやら物思いに耽っている様子のアクアに、マミが静かに声をかけた。
「……ああ、そうそう。そういやこっちの話もまだだったね。
 そう、あたしはアクアだよ。名乗ってやったんだから、あんたらも名乗りな」
「そうね、私は巴マミ。見ての通り……とは言えないけれど、魔法少女よ」
以下略



27: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/10/11(木) 23:37:35.84 ID:PNl0Pvb8o
「アクアさん、そのくらいにしておいて話を続けましょう。貴女に色々聞きたいのだけど……」
「待った、質問はあたしが先だよ。こちとらわからない事だらけで頭がこんがらがってるんだ。
 まずはその辺どうにかしてくれないと、答えようにも答えらんないね」
言葉を続けようとしたマミの機先を制して、アクアがずいと手のひらを突き出して言った。
「わかったわ。でも、私もこの状況に戸惑っているのは事実だから
以下略



28: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/10/11(木) 23:38:18.51 ID:PNl0Pvb8o
                                 「あの化け物は何だい?」




以下略



29: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/10/11(木) 23:38:47.86 ID:PNl0Pvb8o
その全てを言い終えて、アクアは一つ大きな吐息を漏らした。
対するマミは、どこか困惑した表情を浮かべたままアクアの問いに答えた。
「ほとんどの質問には答えられると思うわ。でも、多分かなり時間がかかると思う。
 だから、一度場所を変えないかしら。私の家なら人目にもつかないと思うわ」
「……なるほどね、おおっぴらには出来ない話ってわけだ。いいよ、案内してよ」
以下略



30: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/10/11(木) 23:40:54.83 ID:PNl0Pvb8o
「あんたも送って行ってやったほうがいいんじゃないの?」
どうにも頼りない二人の様子を見て、アクアはマミにそう言った。
けれどマミは何も言葉を返すことはなく、そのままその場に蹲ってしまった。

「――っ、ァ。はぁ……ッ、く、う、うぅ……」
以下略



31: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/10/11(木) 23:41:30.47 ID:PNl0Pvb8o
「んぐ……けほ、ちょっと、一体何を飲ませたの!?」
「ん?アメ玉」
「えっ」
その言葉に、元々青白かったマミの表情が更に白く、いっそ蒼白といえるほどに変わる。
一瞬の交錯であるとは言え、マミもまたアクアの戦う姿を目撃していた。
以下略



32: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/10/11(木) 23:43:18.74 ID:PNl0Pvb8o

彼女――暁美ほむらは、その一部始終を病院の屋上から眺めていた。

「今回は、巴マミが生き残った。でも、あの状態の巴マミが、一人であの魔女を倒せるとは思えない。
 だとしたら魔女を倒したのは……」
以下略



33: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/10/11(木) 23:44:35.72 ID:PNl0Pvb8o
かくして、魔法少女と魔法使いは連れ立って帰路を辿る。
だが、アクアにとってここはまるで見知らぬ地である。当然大人しくいていられるわけもなかった。

「ねえねえ、マミ。ありゃ何だい!?」
遠くに見えるビル街を見て、可愛らしい装いのファンシーショップを見て
以下略



34: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/10/11(木) 23:45:38.82 ID:PNl0Pvb8o
「鴻上……プロダクション?」
「そ、要するにタレントをプロデュースしてる事務所、ってわけ」
その名刺には、確かに鴻上プロダクションという社名に加えて、なにやら男の名前らしいものが書かれていた。
けれど今のマミには、それ以上の情報はただの文字の羅列としてしか認識できていなかった。
呆然と目を見開いて、名刺と男の顔を交互に眺めるマミの様子に何がしかの手ごたえを得たのか
以下略



35: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/10/11(木) 23:46:57.56 ID:PNl0Pvb8o
「なーにやってんのさ、マミ。そろそろ行くよ」
そんな迷いを、アクアの声は容赦なく打ち砕くのだった。



以下略



36: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/10/11(木) 23:48:05.66 ID:PNl0Pvb8o
「ちょ、ちょっとアクアさ……アクアっ!一般人相手に魔法を使うなんて……っ!」
いくらなんでも、マミにとってそれは見過ごせない。
魔法の力は魔女を倒すために使うものであって、一般人相手に振りかざすものではない。
どんな理由や事情があるにせよ、許されてはならない事だった。

以下略



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