過去ログ - 【マテリアル・パズル】魔法少女マテリアル☆まどか【まどマギ】
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31: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/10/11(木) 23:41:30.47 ID:PNl0Pvb8o
「んぐ……けほ、ちょっと、一体何を飲ませたの!?」
「ん?アメ玉」
「えっ」
その言葉に、元々青白かったマミの表情が更に白く、いっそ蒼白といえるほどに変わる。
一瞬の交錯であるとは言え、マミもまたアクアの戦う姿を目撃していた。
以下略



32: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/10/11(木) 23:43:18.74 ID:PNl0Pvb8o

彼女――暁美ほむらは、その一部始終を病院の屋上から眺めていた。

「今回は、巴マミが生き残った。でも、あの状態の巴マミが、一人であの魔女を倒せるとは思えない。
 だとしたら魔女を倒したのは……」
以下略



33: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/10/11(木) 23:44:35.72 ID:PNl0Pvb8o
かくして、魔法少女と魔法使いは連れ立って帰路を辿る。
だが、アクアにとってここはまるで見知らぬ地である。当然大人しくいていられるわけもなかった。

「ねえねえ、マミ。ありゃ何だい!?」
遠くに見えるビル街を見て、可愛らしい装いのファンシーショップを見て
以下略



34: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/10/11(木) 23:45:38.82 ID:PNl0Pvb8o
「鴻上……プロダクション?」
「そ、要するにタレントをプロデュースしてる事務所、ってわけ」
その名刺には、確かに鴻上プロダクションという社名に加えて、なにやら男の名前らしいものが書かれていた。
けれど今のマミには、それ以上の情報はただの文字の羅列としてしか認識できていなかった。
呆然と目を見開いて、名刺と男の顔を交互に眺めるマミの様子に何がしかの手ごたえを得たのか
以下略



35: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/10/11(木) 23:46:57.56 ID:PNl0Pvb8o
「なーにやってんのさ、マミ。そろそろ行くよ」
そんな迷いを、アクアの声は容赦なく打ち砕くのだった。



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36: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/10/11(木) 23:48:05.66 ID:PNl0Pvb8o
「ちょ、ちょっとアクアさ……アクアっ!一般人相手に魔法を使うなんて……っ!」
いくらなんでも、マミにとってそれは見過ごせない。
魔法の力は魔女を倒すために使うものであって、一般人相手に振りかざすものではない。
どんな理由や事情があるにせよ、許されてはならない事だった。

以下略



37: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/10/11(木) 23:50:11.37 ID:PNl0Pvb8o

――今のは君が悪かったと思うよ、アクア。

「……わかってるよ、とりあえず今は大人しくしとく」
アクアは電柱に背を預け、軽く目を伏せそう呟いた。
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38: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/10/11(木) 23:50:48.23 ID:PNl0Pvb8o
「やっと着いたわね」
その後の道中は比較的穏やかに、といってもどうにも緊迫した空気のままで帰路は進み
ようやく二人はマミの家へとたどり着く事ができた。

「ふぃー、歩き通しで疲れちゃったよ。勝手に邪魔させてもらうよー」
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39: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/10/11(木) 23:51:15.72 ID:PNl0Pvb8o
「ん、じゃあそうしようか。……まずは、あたしの質問に今度こそ答えてもらうよ」

「答えられるところといえば、これくらいね」
先のアクアの質問を思い出しながら、マミは静かに口を開いた。
人の世に災いと絶望をもたらす存在であり、結界に潜み、今尚多くの人の命を脅かしている存在である、魔女。
以下略



40: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/10/11(木) 23:51:48.15 ID:PNl0Pvb8o
「それがあれば、何も知らない小娘でも魔法が使える。そーゆーことかい」
アクアは一瞬目を見開いて、ソウルジェムを睨み付けた。
「誰でもって訳じゃないわ、あくまで素質のある少女だけ。
 でも確かに、逆に言えば素質さえあれば誰でも、キュゥべえと契約して魔法少女になることが出来る」
「……なるほど、ますます気に食わないね」
以下略



41: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/10/11(木) 23:52:43.68 ID:PNl0Pvb8o
所変わって。


「おかしーですねぇ」
一人の男が、不審げに声を漏らした。
以下略



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