過去ログ - 【ゆるゆり】撫子「大室家の短編集」花子「だし!」
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◆Y79ev7DOE0Zd
[sage saga]
2014/03/20(木) 07:35:00.23 ID:5aFz6hcso
第467話 反転世界 21
黒部「折り紙?」
撫子「はい、折り紙です。それで、未来ちゃん達が花子に興味を持ってもらうようにします」
黒部「なるほど。わかったわ」
黒部「それにしてもごめんなさい」
撫子「ん? 何がです?」
黒部「本来勉強は教師である私が見るべきなのに」
撫子「いや、先生にも先ほどの考えなどがあって十分葛藤があったのだと思います」
黒部「私はあなた達に救ってもらっていながら、何も出来ないだなんて……」
撫子「いや、私の話を聞いてくれただけでも少なくとも私は救われました。花子に関しても大丈夫ですよ。心配しないでください」
黒部「ありがとう。ふふふ、どっちが大人かわからないわね」
撫子「いや、そんなこと」
黒部「そうだ。花子ちゃんのことに関して、連絡を取るかもしれないので、連絡先を教えてもらえるかしら?」
撫子「あ、そうですね」
これで、アドレス帳にまた1人追加された。
黒部「撫子ちゃんも困ったときは私を頼ってくださいね」
撫子「あはは。ありがとうございます」
そして、黒部先生は帰った。もしくは、次の家へと行ったのか。
それにしても、私に関係する人間が不幸になっていて、まるで私が不幸にしたような気分がしていたけど、こうして、幸福になった人もいるのか。
なんだか、そう考えるとこの世界も必ずしも悪いとは言い切れないと思う。
第467話 反転世界 21 終わり
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