過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」桃子「その11っす！」【鶴賀】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」桃子「その11っす！」【鶴賀】

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863: ◆tXdh2WZ0lM[sage saga]
2012/10/21(日) 17:08:25.88 ID:rmiBOmzD0
～記憶継承衣続き～

桃子「今日も今日とてデートっすよ、京太郎君！」

京太郎「遊びに行くだけだっつの」

桃子「男子と女子が遊びにいくのはそれすなわちデートなんです！」

京太郎「……まあ、何でもいいけどさ」

京太郎「でも、遠出は出来ないぜ？」

桃子「わかってるっすよ」

桃子「……」

桃子「あんなことがあったんすから」

京太郎「なー」

……と、前回遠出したときのことを思い出す。

桃子「……前世で何かやったっすか？」

京太郎「仮にやったとしても俺にはわからねぇよ」

桃子「そうっすよねぇ……」

……いったい、なんだったのだろう。

彼女は俺と恋人同士であった、と言った。

俺とその誰かはそこまで似ているのだろうか。

……それとも、本当に俺と彼女は恋人同士だったのか。

だったらいつ、どこで？

京太郎「……」

桃子「……もう、そんな難しい顔してちゃダメっすよ！」

桃子「折角遊びに来たんだから、もっと楽しそうな表情っす！」

京太郎「……ああ」

桃子「ほら、笑顔の練習っすよ！」

京太郎「やめてください、恥ずかしい」

桃子「じゃあ、笑顔を浮かべてくださいっす！」

京太郎「……」

京太郎「……ほらよ」

桃子「無愛想っすねぇ……」

京太郎「うるせぇ」

桃子「そんな貴方には……こちょこちょこちょ！」

京太郎「くっ……は、あははははっ！」

京太郎「やめ……ちょ……あはははっ！」

桃子「やめないっす、こちょこちょ！」

京太郎「あははは！　く、くすぐったいから……！」

桃子「京太郎君が笑うまでくすぐるのをやめないっす！」

京太郎「もう……ははははははわ、わらって、はは、あははは！」

……呼吸困難になるまで、くすぐられ続けたとさ。

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