過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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312:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/18(木) 17:20:33.31 ID:K0O/uRqT0
「僕の勝ちだね。今回も、君達の『負け』だ」

勝ち誇ったように少年は言うと、目を見開いて、また笑った。

「はは……次の『試合』はいつにしようか?」
以下略



313:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/18(木) 17:21:02.75 ID:K0O/uRqT0
「こいつ……!」

「またね。今度はもっと楽しい戦場で会おう。それと」

少年が、体を揺らして笑った後、続けた。
以下略



314:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/18(木) 17:22:09.26 ID:K0O/uRqT0
そして近づき、マスク型ヘルメットをむしりとり、
歯を強く噛みながら抱き上げる。

男の子の息は、もう事切れていた。

以下略



315:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/18(木) 17:22:53.15 ID:K0O/uRqT0

★Karte.5 シロイセカイ★

びっくりドンキーの店内、客があまりいない隅の席で、
汀はすぅすぅと寝息を立てていた。
以下略



316:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/18(木) 17:23:53.48 ID:K0O/uRqT0
「汀ちゃんは……寝ているのか」

「お前の到着があまりに遅いから、
こんなところでクスリを投与することになっちまった」

以下略



317:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/18(木) 17:24:41.56 ID:K0O/uRqT0
オーナーが大河内の注文を聞いて、頭を下げて下がる。

そこで圭介は、暗い表情のまま大河内に言った。

「ここには来て欲しくなかった」
以下略



318:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/18(木) 17:25:25.90 ID:K0O/uRqT0
「それとこれとは話が違う。次元の違う話題を持ってくるな、苛々する」

「お前にしては珍しく荒れてるな」

大河内が、オーナーが持ってきたコーヒーに口をつける。
以下略



319:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/18(木) 17:25:59.54 ID:K0O/uRqT0
「赤十字の問題は、赤十字で処理しろ。俺には関係がない。
お前達の尻拭いで、大事な弾を減らしたくない」

「酷い言い草だな。何があった?」

以下略



320:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/18(木) 17:26:28.71 ID:K0O/uRqT0
「…………」

それには答えずに、圭介は足を組んだ。

そして大河内を、睨むように見る。
以下略



321:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/18(木) 17:27:05.02 ID:K0O/uRqT0
「赤十字の意向じゃない。
この私、個人からの依頼だとしたら、どうかな」

圭介が顔を上げる。

以下略



322:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/18(木) 17:27:37.54 ID:K0O/uRqT0
「いいじゃないか。供給過多な人口が減る」

「それが医者の言葉か」

「ああ」
以下略



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