過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/10/16(火) 18:00:14.39 ID:Xp8Q5vyA0
「自殺病の第五段階まで進んでいますね。きわめて難しいと思います」

柔和な表情を崩さずに、彼はなんでもないことのようにサラリと言った。

母親は絶句すると、口元に手を当てて、そして大粒の涙をこぼし始めた。

「赤十字の病院でも……同じ診断をされました。もう末期だとか……」

「はい。末期症状ですね。言葉を話さなくなってからどれくらい経ちますか?」

「四日経ちます……」

「絶望的ですね」

簡単にそう言って、圭介はカルテに何事かを書き込んだ。


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