過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/10/16(火) 18:01:01.25 ID:Xp8Q5vyA0
「ぜ……絶望的なんですか!」

母親が悲鳴のような声をあげる。

「はい」

彼は頷いて、カルテに文字を書き込みながら続けた。

「隠しても何もあなた方のためになりませんので、
私は包み隠さず言うことにしているんです。
自殺病は、発症してから自我がなくなるまで、およそ二日間と言われています。
第四段階での場合です。今回のケースは、その制限を大きく逸脱しています」

彼は立ち上がってFAXの方に行くと、送られてきた資料を手に取った。

それをめくりながら言う。

「担当は赤十字病院の大河内先生からの紹介ですね。
知っています。どうして入院させなかったんですか?」


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