過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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335
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/18(木) 17:35:48.92 ID:K0O/uRqT0
「今回の対象は、生後一ヶ月の女児。
自殺病の第二段階を発症してる。
軽度だが、乳児だからダイブにはもちろん細心の注意をはらってくれ」
「いいの? ナンバーXっていう人は、患者も殺しちゃうんでしょう?」
以下略
336
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/18(木) 17:36:14.70 ID:K0O/uRqT0
「私は、その人から、この赤ちゃんを守りながら、
自殺病を治療すればいいんだね」
「分かってるじゃないか。決して、戦おうなんて考えるなよ」
以下略
337
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/18(木) 17:36:50.10 ID:K0O/uRqT0
★
赤十字病院の会議室で、汀は大声を上げた。
「せんせ!」
以下略
338
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/18(木) 17:37:42.69 ID:K0O/uRqT0
その頭を撫でながら、大河内は彼女を抱き上げつつ、
会議室の上座に移動した。
「元気だったさ。汀ちゃん、少し痩せたんじゃないか?」
以下略
339
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/18(木) 17:38:15.32 ID:K0O/uRqT0
「せんせ?」
不思議そうに汀が聞く。
大河内は彼女に笑いかけ
以下略
340
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/18(木) 17:38:55.82 ID:K0O/uRqT0
大河内は咳払いをして、周りを見回した。
「……こちらが、先ほど説明した高畑医師と、マインドスイーパーです。
特A級の能力者です。私が、個人的な要望でお呼びしました」
以下略
341
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/18(木) 17:39:37.63 ID:K0O/uRqT0
「事前に説明したとおり、ダイブ対象者は、高橋有紀。
生後一ヶ月の赤ん坊です。
現在、比較的経度な自殺病第二段階を発症しています。
自覚症状などはありませんが、年齢を考え、
即急なダイブと事前治療が必要であると判断しました」
以下略
342
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/18(木) 17:40:14.34 ID:K0O/uRqT0
「現在警察も身柄を拘束しようと捜索をしていますが、
この男による精神攻撃の可能性が高い。
皆さんには、可能な限り迅速に、患者の治療を行い、
この男のハッキングを我々が阻止している間、
退避していただきたい」
以下略
343
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/18(木) 17:40:52.09 ID:K0O/uRqT0
「明確な正体はまだ分かっていません。
サイバーテロリストの一派である可能性が高いと思われます」
「それだけの情報で、気をつけろといわれてもな……」
以下略
344
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/18(木) 17:41:38.03 ID:K0O/uRqT0
★
汀は、淡々とした目で、眠らされている赤ん坊を見た。
赤ん坊の頭には、マスク型ヘルメットが被せられている。
以下略
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