過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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509
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/20(土) 22:20:44.48 ID:byJxhkJD0
圭介は、それには答えなかった。
汀は写真を覗き込んで、構わずに続けた。
「男の子がいいな。そして、女の子二人。
以下略
510
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/20(土) 22:21:20.11 ID:byJxhkJD0
「ん?」
『……お前は……』
彼が言い淀んだその時だった。
以下略
511
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/20(土) 22:21:53.14 ID:byJxhkJD0
汀は、震度七ほどにも匹敵する地震に抗うことも出来ず、
ゴロゴロと地面を転がって、したたかに頭を壁にぶつけた。
ザァァァッ! と雨のようにジグソーパズルが降って来る。
以下略
512
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/20(土) 22:22:26.34 ID:byJxhkJD0
そこで、ドルンッ、とエンジンの音が聞こえた。
汀がジグソーパズルの海の中、サッと顔を青くして振り返る。
そして、彼女は目玉を飛び出さんばかりに見開いて、硬直した。
以下略
513
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/20(土) 22:23:01.79 ID:byJxhkJD0
「やだ、やだ、やだ、やだ!」
『落ち着け、何が……』
「やだやだやだやだやだやだ! いやあ! いやあああああ!」
以下略
514
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/20(土) 22:23:33.58 ID:byJxhkJD0
汀は両目から涙を流し、腰を抜かしてその場にしゃがみこんだ。
「あ……あああ……あ……あ…………」
言葉になっていなかった。
以下略
515
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/20(土) 22:24:07.38 ID:byJxhkJD0
彼女は後ずさって逃げようとしたが、
壁に追い詰められてしまっていた。
『分かった、今すぐに回線を……ブブ……』
以下略
516
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/20(土) 22:24:49.25 ID:byJxhkJD0
そして面白そうに笑う、少年の声が聞こえる。
『なぎさちゃん』
踊るようにその声は言った。
以下略
517
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/20(土) 22:25:44.71 ID:byJxhkJD0
次いで男は飛び上がると、
小白の脳天に向けてチェーンソーを振り下ろした。
「小白!」
以下略
518
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/20(土) 22:26:19.01 ID:byJxhkJD0
頼りなげに揺れている。
棺の扉が閉じたら、中にいる汀は、
その沢山の針で串刺しになってしまう。
以下略
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