過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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2012/10/16(火) 18:13:15.73 ID:Xp8Q5vyA0
声が聞こえた。
「でね、国語の小山田。美紀ともヤったらしいよ」
「えぇ? 本当? 何で美紀なの?」
以下略
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2012/10/16(火) 18:13:59.32 ID:Xp8Q5vyA0
『慎重に行けよ。この患者は、レベル5だ』
「うん」
小声で頷いた汀の目に、また二人組の女の子達が上がってくるのが見えた。
以下略
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2012/10/16(火) 18:14:26.26 ID:Xp8Q5vyA0
「美紀ってさ、地味だし、頭も悪いし、何もいいところないじゃん。
だから、小山田を味方につけようとしたんじゃないかな」
「えぇ? 最悪。小山田、あいつヤリ捨て名人なんだよ?
美紀、バカ見ただけじゃないかなぁ」
以下略
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2012/10/16(火) 18:15:01.79 ID:Xp8Q5vyA0
「ユブユブユブユブユブユブユブ」
突然、奇妙な呟きとともに、
また女の子二人組が上がってくるのが見えたからだった。
以下略
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2012/10/16(火) 18:15:31.90 ID:Xp8Q5vyA0
そこで、彼女の耳に、螺旋階段全体に声が反響したのが聞こえた。
「ゆぶユブユブユブゆぶユブユブゆぶ」
上を見た汀が、一瞬停止した。
以下略
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2012/10/16(火) 18:16:09.17 ID:Xp8Q5vyA0
それが当たった階段が、
ジュゥッ! と焼ける音を立てて黒い煙を発し、そして溶けた。
液体の落下よりも、汀の落下の方が間一髪で早かった。
以下略
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2012/10/16(火) 18:16:43.23 ID:Xp8Q5vyA0
ささくれ立って、ボロボロの階段になっていく。
そんな中、一つだけピンク色に光る電光掲示板があった。
汀はその矢印が指すドアを確認すると、螺旋階段の手すりに手をかけ、
以下略
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2012/10/16(火) 18:17:26.83 ID:Xp8Q5vyA0
★
彼女は、映画館に立っていた。
薄暗い劇場は狭く、百人も入れないほどの小さな映画館だ。
以下略
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2012/10/16(火) 18:18:07.70 ID:Xp8Q5vyA0
「先生! 先生やめてください! こんなこと……こんなこと酷すぎます!」
観客のマネキン達から、男の笑い声が、一斉にドッと漏れた。
「先生! 先生やめてください! こんなこと……こんなこと酷すぎます!」
以下略
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2012/10/16(火) 18:18:41.02 ID:Xp8Q5vyA0
およそ少女の力とは思えないほどの威力で、
マネキン人形の首が吹き飛んでいき、スクリーンの中央に大きな穴を開ける。
『汀、今回は危険だ。遊ぶんじゃない!』
以下略
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2012/10/16(火) 18:19:09.90 ID:Xp8Q5vyA0
汀はそう言って、また手近なマネキン人形を殴った。
その胸部に大きな穴が開き、ぐらりと倒れる。
「私はここでは最強なんだ! 強いんだ!
以下略
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