過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/10/16(火) 18:17:26.83 ID:Xp8Q5vyA0


彼女は、映画館に立っていた。

薄暗い劇場は狭く、百人も入れないほどの小さな映画館だ。

そこに、全員同じ髪型をしたマネキン人形が、
同じ姿勢で背筋を伸ばし座っていた。

ビーッ、と映画の始まりを示す音が鳴る。

汀は最前列の中央に一つだけあいた席に、腰を下ろした。

3、2、1とスクリーンに文字が表示され、
そして古びたテーブが再生される。

そこには、今汀がダイブしている女の子の顔が、アップで映されていた。

泣きじゃくって、必死に抵抗している。


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