過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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592:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/21(日) 19:43:49.97 ID:vW73a+6T0
「ここ……どこ?」

理緒にそう問いかける。

理緒はしゃがみこんで汀の頭を撫で、そして言った。
以下略



593:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/21(日) 19:44:34.32 ID:vW73a+6T0
「今日はそんな気分じゃないの。何か……むしゃくしゃする」

「でも、今日ダイブしないと患者さんが危ないんです」

「知らないよ、そんな赤十字の都合なんて」
以下略



594:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/21(日) 19:45:22.42 ID:vW73a+6T0
それに汀がビクッと体を震わせる。

「とんだ侮辱ね……この私を前にして、
よりにもよって『帰る』……?
一体どれだけの労力かけてここまで……」
以下略



595:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/21(日) 19:45:58.17 ID:vW73a+6T0
汀は顔を赤くして、右手を大河内の肩に回した。

そして頭を擦り付ける。

車椅子に取り残された小白がニャーと鳴いた。
以下略



596:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/21(日) 19:46:34.13 ID:vW73a+6T0
「フランソワーズ・アンヌ=ソフィーよ。
よく勘違いされるけど、日本人とフランス人のハーフだから。
高畑汀。会えて光栄だわ」

鼻の脇を吊り上げながら、
以下略



597:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/21(日) 19:47:17.92 ID:vW73a+6T0
「理緒ちゃん、お家に帰ろうよ……」

「汀ちゃん、それは……」

言いよどんだ理緒の言葉を、
以下略



598:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/21(日) 19:47:56.24 ID:vW73a+6T0
「この子達の解決した案件は、説明したとおりだよ。
今現在、日本で一番確実な力を持っているマンンドスイーパーさ。
どうか、仲良くしてやってくれないか?」

彼にそう諭され、ソフィーが眉をひそめて二人を見る。
以下略



599:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/21(日) 19:49:25.92 ID:vW73a+6T0
二人のSPにフランス語で何かを言い、
しかし彼らに止められ、しばらく口論してから、
ソフィーは向き直った。

そして、腕組みをして馬鹿にするように理緒と汀を見る。
以下略



600:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/21(日) 19:50:21.38 ID:vW73a+6T0
ニヤ、と笑い、彼女はきょとんとしている汀に言った。

「それとも、二人がかりでも、私に敵わないんでしょうかね?
『特A級スイーパー』の高畑汀さん」

以下略



601:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/21(日) 19:50:53.42 ID:vW73a+6T0
「高畑……何を勝手な……」

大河内が止めようとしたが、圭介は柔和な表情でソフィーに向き直った。

「そんなに自信があるなら、
以下略



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