過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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691:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 19:58:46.98 ID:NmcSo/nB0
「やってみます……!」

頷いて、理緒は周りを見回した。

少し離れた場所に、小島があった。
以下略



692:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 19:59:22.20 ID:NmcSo/nB0
ポタポタと海水を垂らしながら、彼女は周りを見回した。

そしてその視線が一点を凝視して止まる。

百メートルほど前方の海面に、巨大な穴が空いていた。
以下略



693:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 19:59:58.55 ID:NmcSo/nB0
小白が吸い込まれていることに気づいたのか、
ポンッ、と音を立てて元の小さな猫に戻り、
汀に駆け寄って、その頬をペロペロと舐めた。

「何……あれ……」
以下略



694:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 20:00:32.95 ID:NmcSo/nB0
「私達のいた島が、パズルになって崩れました!
このままじゃ、穴に引き込まれます!」

『そこに引き込まれるな。おそらくトラップの一種だ』

以下略



695:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 20:01:04.69 ID:NmcSo/nB0
『落ち着けソフィー。ダイブ中だ。正気を保て』

「うるさいうるさいうるさい!」

圭介に怒鳴り返し、近くのパズルピースに掴まりながら、
以下略



696:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 20:01:41.25 ID:NmcSo/nB0
「努力……?」

「はい、努力です」

頷いて、理緒は言った。
以下略



697:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 20:02:15.35 ID:NmcSo/nB0
そして理緒が中々パズルを嵌められないのを見て、
ついに声を上げた。

「……右のピースを、左十字の方向のピースに、下から嵌めて。
それから下のピースを、
以下略



698:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 20:02:46.14 ID:NmcSo/nB0
「早く、こっちに来て!」

「……分かってます……分かってますけど……」

引き込む力が強すぎて、理緒の片足が、
以下略



699:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 20:03:21.01 ID:NmcSo/nB0
穴の底は何も見えない。

暗黒の空間だ。

ソフィーが青くなって、浮島に這い上がろうとし……。
以下略



700:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 20:04:20.65 ID:NmcSo/nB0
「どこ……ここ……」

「良かった! 目が覚めたんですね!」

理緒に抱きつかれ、汀はきょとんとして、目をぱちくりさせた。
以下略



701:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 20:04:54.68 ID:NmcSo/nB0
そう呼ばれて、汀はソフィーを見た。

「あなた、何か知ってるの?」

「何も知らない。
以下略



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