過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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2012/10/16(火) 17:39:21.36 ID:Xp8Q5vyA0
「鬼さんこちら!」
ぶちゅり。眼球を踏み潰す。
「手の鳴る方へ!」
以下略
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2012/10/16(火) 17:39:57.00 ID:Xp8Q5vyA0
彼女が着ているものは病院服だ。
右から眼球が飛んできて、左の壁に当たって爆ぜる。
嫌な汁と血液のようなものが飛び散る。
以下略
9
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2012/10/16(火) 17:40:32.36 ID:Xp8Q5vyA0
しかし、次の瞬間、眼球が一つ汀の脇腹に食い込んだ。
不気味な音を立てて爆ぜ、彼女の顔に、
パタタタッと音を立てて汁が飛び散る。
以下略
10
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2012/10/16(火) 17:41:14.80 ID:Xp8Q5vyA0
それが爪を立てた子供の手の形になり、
汀の服をむしりとろうとする。
彼女は、口の端からよだれをたらしながら、
しかし楽しそうにそれを払いのけ、また飛んできた眼球をくるりと避けた。
以下略
11
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2012/10/16(火) 17:42:04.35 ID:Xp8Q5vyA0
★
一瞬視界がホワイトアウトした。
次いで彼女は、狭い、四畳半ほどの真っ白い、
以下略
12
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2012/10/16(火) 17:42:58.61 ID:Xp8Q5vyA0
汀は無造作にその前に進み出ると、腰を屈めて、頭を小さな手で掴んだ。
そして顔を自分の方に向ける。
耳も、口も鼻もない。
以下略
13
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2012/10/16(火) 17:44:14.35 ID:Xp8Q5vyA0
「あなたは、そんなに他人の目が気になるの?」
マネキンはゆっくりと頷いた。
何の音もない空間に、汀の声だけが響く。
以下略
14
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2012/10/16(火) 17:44:44.85 ID:Xp8Q5vyA0
汀はまた微笑むと、その頭を両手で包むように持った。
そして眼球に、両手の親指を押し付ける。
「じゃあ見なきゃいいよ」
以下略
15
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2012/10/16(火) 17:45:22.46 ID:Xp8Q5vyA0
「私がそれを、許してあげる」
マネキンの手が動き、汀の首を掴んだ。
それがじわりじわりと、彼女の細い首を締め付けていく。
以下略
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2012/10/16(火) 17:45:57.52 ID:Xp8Q5vyA0
汀は拳を振り上げると、眼球がつぶれたマネキンの顔面に、何度も叩きこんだ。
血液が飛び散り、その度にビクンビクンと、魚のようにマネキンが震える。
やがて汀の病院服が、転々と返り血で染まり始めてきた頃、
以下略
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