過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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781:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/23(火) 22:16:13.10 ID:fuTWsXwH0
「…………」

大河内が大怪我をしたというくだりは、
完璧に忘れてしまっているらしい。

以下略



782:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/23(火) 22:16:39.99 ID:fuTWsXwH0
袋に入った菓子パンやジュースをテーブルに並べながら、
圭介が聞く。

「ああ、もう食べたのか?」

以下略



783:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/23(火) 22:17:27.19 ID:fuTWsXwH0
「せんせが……? 私、お見舞いなんてしてないよ」

「したよ。大河内が、疲れただろうからもう帰れってさ」

淡々とそう返し、圭介は理緒が不満げな顔をしたのを無視して、
以下略



784:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/23(火) 22:17:59.79 ID:fuTWsXwH0
問いかけられ、汀は頷いた。

「終わったら……また、せんせと会いたいな……」

「いいよ。約束する」
以下略



785:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/23(火) 22:18:30.95 ID:fuTWsXwH0
「何で嘘をつくんですか?」

「また汀を過呼吸にしたいのか?」

「私は……でも……!」
以下略



786:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/23(火) 22:19:13.24 ID:fuTWsXwH0


汀と理緒は目を開けた。

そこは、大雨が降っている高速道路の上だった。
以下略



787:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/23(火) 22:20:18.96 ID:fuTWsXwH0
そして親指を立てて、右手をピンと上げた。

(ヒッチハイク……?)

そのつもりなのだろうか。
以下略



788:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/23(火) 22:21:02.41 ID:fuTWsXwH0
黒いマネキンが、警官の制服を着ている。

二人だ。

表情はうかがい知ることは出来ないが、
以下略



789:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/23(火) 22:21:36.15 ID:fuTWsXwH0
そして扉を閉め、膝の上に小白を乗せる。

「ダイブ成功。変質心理区域だね。かなり自殺病が進行してると思う」

猫のように頭を振って水を飛ばした汀の隣で、
以下略



790:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/23(火) 22:22:23.70 ID:fuTWsXwH0
六十キロ、七十キロ、次第に速度が上がっていく。

汀は、明らかに小さな体でギアを操作して、
先ほど通過したパトカーに追いついてから、面白そうに笑った。

以下略



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