過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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843
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/24(水) 20:03:59.72 ID:vFBSZDNN0
ソフィーはなるべくスカイフィッシュの方を
見ないようにしながら、続けた。
「心の中に溜まったトラウマの集合体……
実在しないけどしてるものなの!」
以下略
844
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/24(水) 20:04:38.54 ID:vFBSZDNN0
凄まじい集中力を要するのか、彼女は汗だくになっていた。
荒く息をつき、口でピンを引き抜き、
ソフィーはそれを男に投げつけた。
以下略
845
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/24(水) 20:05:13.96 ID:vFBSZDNN0
彼女は砕けている木片を手に取ったが、
恐怖が集中力に勝ったのか、動けずに、
また、変質させることも出来ずに、それを床に取り落とした。
ドルン、ドルンとエンジンの音がする。
以下略
846
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/24(水) 20:05:46.32 ID:vFBSZDNN0
そして、今にもソフィーを両断せんとしている男に、
木片を手に体ごと突っ込む。
男の体がぐらりと揺れた。
以下略
847
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/24(水) 20:06:21.02 ID:vFBSZDNN0
スカイフィッシュは少女達に不気味に光るマスクの奥の瞳を向け、
血があふれ出している脇腹の傷口から、包丁を抜き取った。
そして走り出した理緒に向けて、それを投げつける。
以下略
848
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/24(水) 20:07:17.75 ID:vFBSZDNN0
「家の外に出て、早く!」
スカイフィッシュが手を振り、ソフィーの持つ木片を弾き飛ばした。
そしてチェーンソーを振り、ソフィーの肩に振り下ろす。
以下略
849
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/24(水) 20:08:03.41 ID:vFBSZDNN0
圭介がヘッドセットに向かって怒鳴る。
しかし理緒は、泣き顔のまま地面にへたり込んで、
自分を守るように四肢を固める小白を見た。
以下略
850
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/24(水) 20:08:49.51 ID:vFBSZDNN0
そしてその肩を強く振った。
「ソフィーさんは、私たちのためにここに来ました!
あの男の人を倒せるのは、汀ちゃんだけです!
だから目を開けて!」
以下略
851
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/24(水) 20:09:22.19 ID:vFBSZDNN0
そこで、また、家の奥から、
スカイフィッシュがドクロのマスクを出したのが見えた。
一部が破れて、中身が見えるようになっている。
以下略
852
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/24(水) 20:09:58.39 ID:vFBSZDNN0
スカイフィッシュはボロボロで血まみれの服のまま、
チェーンソーを肩に担いで、ゆっくりとこちらに向かって歩いてくる。
圭介がそこで大声を上げた。
以下略
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