過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
1- 20
868:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/24(水) 20:19:20.66 ID:vFBSZDNN0
雲は形を変えながら風に流されていく。

小白が下を見てニャーと鳴く。

その頭を撫でて、汀は言った。

「本当なら、町の方にダイブして出るはずだったんだよ。
それを、圭介が夢座標の位置をいじったから、こんなことになったんだ」

「ど……どうすればいいんですか?
この人、普通の人で、トラウマとかがないらしいですから……」

「トラウマがない人間なんて、赤ん坊くらいだよ。
そこをくすぐれば、すぐ煉獄に繋がる道は開くと思う。問題は……」

そこまで汀が言った時だった。

不意に晴れた空が曇り始め、分厚く寄り集まり始める。

そして、ところどころで光が上がった。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
953Res/544.12 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice