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807: ◆H7NlgNe7hg[sage saga]
2013/02/21(木) 14:39:29.40 ID:p02BUFyyo


……。
…………。
………………。


 ついにこの日が来てしまった。
 岡部は内心でそう毒吐きながら、いつものように第1アリーナの大地へ2本の足を立たせている。

 12月21日。
 来るはクリスマス……ではなく“全学年個人別トーナメント”。

 24日はコレの本番である。
 今日はラウラの訓練があり、明日は楯無の訓練があるだろう。

 前日はさすがに休めるだろう、果たしてそれも甘い期待なのではないか。
 そんなことを岡部は思っていた。

ラウラ「──さて」

 アリーナに腰を下ろす一夏と岡部を見据える形でラウラが立っていた。
 幼い顔立ちに華奢な体つき、でありながら立派な鬼軍曹オーラを放っている。

一夏「……」

岡部「……」

 無言で目線を送りあう2人。
 昨日のシャルロットはキツかった。精神も体力も持っていかれた。

 では、ラウラはどうなのだろう。楯無は?
 下手を打てば殺されてしまうんじゃなかろうか。

 考えすぎと言えるが、当人たちからすれば死活問題である。
 事実。ここ数日は疲労の蓄積が著しく、授業中に意識が飛んでしまうことも幾度かあった。

 その度に一夏の実姉であり、岡部が恐れる鬼担任に教簿で殴られ叩かれ眠気を覚まして貰っている。

ラウラ「説明するのも面倒だ。本日は実戦である」

 ──あぁ、やっぱり。

 ──あぁ、やはり。

 一夏、岡部の思考がリンクする。
 さすがラウラだ。ブレない、軸がブレない。

 期待を裏切らず、思った方向の言葉を投げつけてくる。

ラウラ「目一杯、時間の限り戦い続ける」

一夏「はは……」

岡部「これはアレだ、ワンサマーよ。泣いたり笑ったり出来なるなるヤツだ」

 全てを磨り潰される覚悟で挑まなければ、到底耐えられない。
 2人は目を伏せながらISを呼び展開した。
 


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