過去ログ - Steins;Stratos -Refine- U
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◆H7NlgNe7hg
[sage saga]
2013/02/25(月) 03:20:50.13 ID:G92jtprSo
クラリッサ『一つ、お尋ねしても?』
ラウラ『問題ない』
クラリッサ『クリスマス当日のご予定は?』
ラウラ『一夏と過ごす。以上だ』
簡潔にキッパリと答える。
その解答に迷いは無かった。
クラリッサ『対象にはその旨を伝えてあるのですか?』
ラウラ『いや、していない。だが一夏は私の嫁だ、問題ないだろう』
電話の向こうで天井を見上げるクラリッサ。
この可愛らしくも常識がない上官殿は、なんと、無謀で、幸せな思考を携えているのだろうと。
ラウラ『?』
沈黙を送るクラリッサにクエスチョンマークを送る。
電話越しに困窮具合が伝わっているようだった。
クラリッサ『失礼を承知で申し上げます。隊長、そのミッションは99%の確率で失敗します』
ラウラ『──なっ』
クラリッサ『まず、クリスマス当日。その日の予定を勝ち取らねばなりません』
衝撃の事実を耳にし、固まるラウラ。
けれどクラリッサは口を閉じなかった。
クラリッサ『“織斑 一夏”を狙う女子の数は計り知れません。クリスマスの予定を奪取することは容易ではないでしょう』
ラウラ『……』
クラリッサ『ですが、隊長は幸運です。イヴに当る明日、チャンスがあるのですから』
ラウラ『……明日? チャンス?』
段々と携帯を握る手に力が入る。
クラリッサの放つ一言一句を聞き漏らすまいと、思い切り耳に受話器を押し付けていた。
クラリッサ『トーナメントです』
ラウラ『?』
クラリッサ『そのトーナメントで優勝し、そのままの勢いで“織斑 一夏”の予定を奪取してしまうのです』
首を捻るラウラ。
つまり、優勝すれば一夏が手に入る? そう言うことなのか? とクエスチョンマークが浮かぶ。
クラリッサ『その認識で間違いないでしょう。イヴにトーナメントなど、そのイベントの為のフラグとしか思えません』
ラウラ『ふらぐ?』
クラリッサ『お気になさらず。隊長は優勝さえすれば良いのです』
ラウラ『ふむ……』
脳裏に過ぎるライバルたち。
とりわけ、楯無の影が色濃く出るが決して勝てない相手ではない、ラウラはそう思っていた。
国家代表。何時かは越えねばならぬ壁。であれば、明日にでも追い越して構わない。
理由はわからぬが、優勝すれば一夏との1日が手に入るのならなおさらであった。
ラウラ『わかった。トーナメントの覇者となり、名実共に一夏の夫となろう』
クラリッサ『その意気です、隊長』
ラウラ『で、服装なんだが……』
クラリッサ『…………』
ラウラの迷走は続く。
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