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829: ◆H7NlgNe7hg[sage saga]
2013/02/25(月) 03:20:14.76 ID:G92jtprSo



ラウラ「むう……」

 最近のラウラは迷走していた。
 それと言うのも、以前より増して一夏が構わなくなったからだった。

 場所はデパート。
 1人、洋服売り場で口を三角形に歪ませて唸り声をあげていた。

ラウラ「私1人では、無理だな」

 そう判断するとポケットから携帯電話を取り出し、コールする。
 相手は勿論、頭脳明晰な参謀である“クラリッサ”であった。

クラリッサ『はい、クラリッサです』

ラウラ『うむ。私だ』

 堅苦しい声質での応答。
 何時も通りの受け答えである。

クラリッサ『ご用件はなんでしょうか』

ラウラ『重大な事案が発生した』

クラリッサ『……“織斑 一夏”関係のことですね?』

ラウラ『あぁ』

 重大な事案。
 部下であるクラリッサはそう言われ、瞬時に理解した。

 ラウラは出来る軍人である。
 大抵のミッションであれば単独でクリアし、最優秀の成績を収めることが出来るスペックを誇っていた。

 そのラウラが重大とつけるほどの事案。
 となれば、それは“織斑 一夏”関係のことに他ならない。

クラリッサ『時期は正にクリスマス。正念場ですね?』

ラウラ『まさに。私はどうしたら良い? 今、洋服売り場にて交戦中だ』

クラリッサ『……』

 しばし頭を捻る。なぜ、洋服売り場にラウラはいるのか。  
 決まっている、服を買いに来たのだろう。

 軍服と制服以外の持ち合わせはほとんどない少女。
 クリスマスに着飾る服を用意するのは当然のことだ。

 しかし、ここで疑問が一つ過ぎる。
 勝負服を購入し、それを発揮する戦場は出来ているのか。
 


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