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845: ◆H7NlgNe7hg[sage saga]
2013/03/01(金) 03:37:44.12 ID:Hb1g5ViGo

岡部「それで何か問題があるのか?」

紅莉栖「今まではなかったわ、今までは……」

 “刻司ル十二ノ盟約”の発露までは問題がなかった。
 問題が出たのは“蝶翼”のせいである。

紅莉栖「“蝶翼”のエネルギーまで他ガジェット、各部へ配分したら……」

 “石鍵”はアホみたいに巨大なエネルギー刃を振り回し、
 アホのような威力を持つエネルギー弾を速射し続け、
 エネルギーに頼ったアホみたいな推進力を得ることが出来る。

紅莉栖「カススペだった癖に……」

岡部「む、う……」

 それを実現すれば“石鍵”は特殊な能力、機能は全くと言って良いほどなくなる。
 変わりに、シンプルに強力な“IS”へ変貌することになるだろう。

紅莉栖「私も迂闊だったわ。余ったエネルギーのことを考えてなかったもの」

岡部「他ガジェットや各部へ分配しないとなると、どうなる?」

紅莉栖「“シールドエネルギー”に回されて、とんでもなく無駄に硬くなる」

 一夏の“零落白夜”でも使わない限り陥落させるのは難しいほどに。
 そう紅莉栖は付け加えた。

紅莉栖「……」

岡部「……」

 しばしの沈黙が流れる。
 思いあぐねた挙句、口を開いたのは岡部だった。

岡部「ガジェットと共に、エネルギーの封印は出来ないだろうか」

紅莉栖「エネルギーの……」

 言うまでもなく“刻司ル十二ノ盟約”と“蝶翼”は封印する。
 前者は空間の。後者は時間を左右するガジェット。

 時空に干渉するのは危険極まりない。
 空間把握である“刻司ル十二ノ盟約”であれば使用しても問題はないかもしれない。

 けれど、僅かな綻びすら岡部は作りたくなかった。
 


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