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877: ◆H7NlgNe7hg[sage saga]
2013/03/06(水) 02:34:31.49 ID:+PGmaAWdo

箒『くっ……いち────か……』

オータム『あばよ!』


 ────うぉぉぉぉぉぉぉおお!!!!!!!!!


オータム『っっ!?』

 ──ガァンッ!

 鈍い音が箒の鼓膜を響かせた。
 聞き覚えのある咆哮。

 堅く瞑った瞳を開く。
 そこには見知った、頼もしい背中。

 一夏のソレがあった。


一夏『待たせたな!』


箒『いち……か……』

岡部『ワンサマー!!』

エム『ッチ』

 “瞬時加速”-イグニッション・ブースト-を使って加速を加えた蹴りをオータムの顔面に食らわせた。
 劇的に登場するヒーロー。

 箒の目にはまるで白馬に跨り、窮地を救いにきたソレに見えた。

一夏『悪ぃ。“シールド・バリア”を“零落白夜”で切り裂くのに時間が掛かっちまった』

箒『あ……ありが……』

オータム『だああああああああああああ!! 糞がきゃぁぁぁぁああ!!!』

 直ぐに立ち上がり、八問の装甲脚。
 それに手にはマシンガンを展開しソレを放つオータム。

 完全に逆上していた。

一夏『ココは不味い、場所を変えるぞっ!!』

箒『えっ……うわっ!』

 お姫様抱っこの要領で“紅椿”を担ぎ上げた一夏は、そのまま“瞬時加速”を行いリンクの反対側へと移動した。
 そこで箒を降ろし、すぐさまオータムの元へと引き返す。

一夏『箒。キツいだろうが“絢爛舞踏”の用意をしておいてくれ。もうエネルギーが殆ど残ってねぇんだ』

箒『わかっ……わかった。任せろ!』

 箒の瞳に宿る勇気。
 一夏の登場によって、箒の精神力は回復していた。

一夏『良し! それまで時間は俺が稼ぐっ!!』

オータム『逃げんなゴルァァァア!!』

 般若のように顔を歪め迫り来るオータム。
 一夏は箒を庇うように、対面に座した。

一夏『(相手は逆上している……攻撃は単調だ、捌ける……!)』

オータム『死ねやぁぁぁあ!!』

 ──バチュンッ!

一夏『がっ……』

 完全に視覚の外から走り来る衝撃。
 真横からのBT射撃が“白式”を襲った。
 


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