過去ログ - Steins;Stratos -Refine- U
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◆H7NlgNe7hg
[sage saga]
2013/03/06(水) 02:34:31.49 ID:+PGmaAWdo
箒『くっ……いち────か……』
オータム『あばよ!』
────うぉぉぉぉぉぉぉおお!!!!!!!!!
オータム『っっ!?』
──ガァンッ!
鈍い音が箒の鼓膜を響かせた。
聞き覚えのある咆哮。
堅く瞑った瞳を開く。
そこには見知った、頼もしい背中。
一夏のソレがあった。
一夏『待たせたな!』
箒『いち……か……』
岡部『ワンサマー!!』
エム『ッチ』
“瞬時加速”-イグニッション・ブースト-を使って加速を加えた蹴りをオータムの顔面に食らわせた。
劇的に登場するヒーロー。
箒の目にはまるで白馬に跨り、窮地を救いにきたソレに見えた。
一夏『悪ぃ。“シールド・バリア”を“零落白夜”で切り裂くのに時間が掛かっちまった』
箒『あ……ありが……』
オータム『だああああああああああああ!! 糞がきゃぁぁぁぁああ!!!』
直ぐに立ち上がり、八問の装甲脚。
それに手にはマシンガンを展開しソレを放つオータム。
完全に逆上していた。
一夏『ココは不味い、場所を変えるぞっ!!』
箒『えっ……うわっ!』
お姫様抱っこの要領で“紅椿”を担ぎ上げた一夏は、そのまま“瞬時加速”を行いリンクの反対側へと移動した。
そこで箒を降ろし、すぐさまオータムの元へと引き返す。
一夏『箒。キツいだろうが“絢爛舞踏”の用意をしておいてくれ。もうエネルギーが殆ど残ってねぇんだ』
箒『わかっ……わかった。任せろ!』
箒の瞳に宿る勇気。
一夏の登場によって、箒の精神力は回復していた。
一夏『良し! それまで時間は俺が稼ぐっ!!』
オータム『逃げんなゴルァァァア!!』
般若のように顔を歪め迫り来るオータム。
一夏は箒を庇うように、対面に座した。
一夏『(相手は逆上している……攻撃は単調だ、捌ける……!)』
オータム『死ねやぁぁぁあ!!』
──バチュンッ!
一夏『がっ……』
完全に視覚の外から走り来る衝撃。
真横からのBT射撃が“白式”を襲った。
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