過去ログ - 【テニヌ】京ちゃんが安価で最強チームを結成するそうです 第2ゲーム【マージャヌ】
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845:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/11/03(土) 00:05:14.48 ID:PozUD/U8o

京太郎「ご機嫌ですね、姉帯さん」

豊音「うん、こっちに来てから毎日ちょーハッピーだよー。
   素敵で愉快で嬉しくて、日記帳の消費がすごいことになってるよー」

京太郎「日記つけてるんですか。俺、典型的な三日坊主で全然続きませんでしたよ」

豊音「ちっちゃかった頃についた癖なだけだよー。
   うちの地元、あのとおりの辺鄙な田舎だから友達も過疎でどんどん減っちゃったんだ。
 
   だから一緒に遊んだ日のことを全部日記に書いておけば、
   次の遊ぶ約束がずーっと遠くなっちゃってもその子のこと忘れないでいられるかなーって」

京太郎「健気やああああああああああ」


なにこの純白の魂。
世界名作劇場のヒロインか。

あのフォースの暗黒面に堕ちた従姉妹は今すぐ『健』の一文字をこの人に差し出すべきだと思う。
トヨネスコ。東欧圏の都市とかでありそうだ。


豊音「インターハイで負けて、もう終わっちゃったと思ってた今年の夏がこんなにキラキラなのは
   須賀ちゃんが誘ってくれたから、連れてきてくれたからだよー。ちょー感謝だよー」

京太郎「おまわりさんこの人が天使です」

豊音「??」


思う。こんな真っ直ぐな子が育つんだったら少子化や過疎にも評価するべきところはあるのかもしれない。
そうだよ、トマトだって痩せた土地で育ったほうが甘くなるっていうし。


豊音「このままずっと楽しかったらいいのになー」

京太郎「大丈夫ですよ! みんなで遊びに行ったり友達増やしたり、もっともっと楽しくなるに決まってますから!」

豊音「そっかー……もっともっとなんだー」



頬にプラチナサインをつけたまま太鼓判を押す京太郎を横目に、
姉帯豊音は枯れ松の枝のような細く尖った視線を宙空に這わせる。



「それは………ちょっと困るかもー」



『臆病な動物』 1/4……終



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