260:第15話[sage saga]
2012/12/05(水) 21:17:03.09 ID:+U7oZBEDO
〜とある橋〜
麦野「……はまーづらあ」
突然、後ろから声が聞こえた
彼が振り返ると、短い橋の向こうに、血まみれの麦野沈利が立っていた。
自分の血もあるし、他人の返り血もある。右手に引きずっているボロ布のようなものに、見覚えがあった
滝壺「フレンダ……」
より正確には、その上半身(フレ)だけ
一体どこへ行ったのか、下半身(ンダ)はなく、断面からボトボトと赤黒いものが垂れている
麦野「そうそう。ウチら『アイテム』を裏切って潜伏しようとしてたみたいだったからね。さっくり粛清しておいた」
麦野が手を離すと、ボトリという音と共にフレが落ちた
『……なにしてんだよ、沈利姉ちゃん』
麦野「!!! この声…」
上条「フレンダはあんたの妹だろ。確かに俺達は血が繋がってなかったよ。けど、仲の良い家族だったじゃねえか!! みんなで回転寿司行って、みんなで鍋囲んで…それなのに、それなのにどうして殺した! 答えろ!!」
麦野の体が震えあがった。それは初めて見る義弟の…いや、当麻の怒りを目の当たりにしたからだった
麦野「当…麻…違うのよ…フレンダが…フレンダが裏切ったから」
上条「!? そんなつまらねえ理由で殺したのか」
一歩、上条当麻は義姉へ歩み寄る
麦野「!!!」ビク
上条「そんなくだらねえ理由で義妹を殺したのか!!」ギリ!
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